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熱戦を制したのは浦和!! ズラタン弾で柏下して白星発進

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[2.27 第1ステージ第1節 柏 1-2 浦和 柏]

 J1は27日、第1ステージ第1節を行い、日立柏サッカー場では柏レイソル浦和レッズが対戦。後半7分にFW武藤雄樹のゴールで浦和が先制するも、同19分にMF大谷秀和が決めて柏が同点に追い付く。しかし、同39分にFWズラタンが決勝ゴールを叩き込み、浦和が2-1の勝利を収めて白星スタートを切った。

 今季からミルトン・メンデス監督が指揮を執る柏は4-2-3-1を採用。GKに中村航輔、最終ラインは右からDF伊東純也、DF増嶋竜也、DF中谷進之介、DF輪湖直樹、ボランチに大谷とMF秋野央樹を並べ、2列目は右からMFエデルソン、MF茨田陽生、MF大津祐樹、1トップにFWディエゴ・オリヴェイラを配置した。

 一方の浦和は24日に行われたACLグループリーグ第1節シドニーFC戦同様に3-4-2-1を採用し、同試合から先発4人を入れ替えてDF遠藤航、MF柏木陽介、FW興梠慎三、FW李忠成がスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤からボールを保持する浦和は前半4分、CKの好機を得ると柏木の蹴り出したボールをDF槙野智章がヘディングで狙うもボールは枠上に外れ、その後もボールこそ保持するものの、なかなか柏守備を攻略し切れない。一方の柏も浦和の守備に苦しみ、ボールを奪って前線へと届けるも、1トップのオリヴェイラが激しいマークに遭い、攻撃のリズムを創出できずにシュートまで持ち込めない時間帯が続いた。

 だが徐々に浦和がシュートチャンスを創出すると、前半29分には柏木のFKからフリーになった槙野がヘディングで合わせたが、ボールはゴール右に外れた。さらに同31分には右サイドを突破したMF関根貴大のクロスを武藤が体で押し込もうとしたが、中村がかき出して先制点を奪うには至らなかった。

 対する柏も同35分、右サイドから切れ込んだ伊東が左足シュートを放つも枠を捉え切れず。さらに同37分には遠藤のパスミスを奪ったエデルソンが左サイドの大津に展開すると、大津がシュートまで持ち込んだが相手DFのブロックに遭い、同43分にはエデルソン、大谷とつないだボールからPA内に進入した茨田が狙うもGK西川周作に阻まれるなどスコアを動かせない。

 得点こそ生まれなかったものの、球際での激しさを見せるなど一進一退の攻防が続いた試合は、後半を迎えると、後半4分に左サイドを突破したMF宇賀神友弥のクロスを李が体で合わせてネットを揺らしたが、これはハンドの判定に取り消されてしまう。だが同7分、PA内でボールを受けた李が反転から放った左足シュートは好反応を見せた中村に阻まれたものの、こぼれ球に反応した武藤が蹴り込んで浦和が先制に成功した。

 1点を先行された柏は後半13分、エデルソンに代えてFW田中順也を投入して流れを変えようと試みる。すると同19分、柏が同点に追い付く。右SBの伊東がボールを運んで右サイドに展開すると、ボールを受けたオリヴェイラがシュート。これは西川にセーブされ、こぼれ球に反応した茨田のシュートも西川に阻まれるが、そのこぼれ球を大谷が蹴り込んで試合を振り出しに戻した。

 一気に勝ち越しゴールを狙う柏は後半24分、左サイドを駆け上がったDF山中亮輔のシュートは枠を捉えるも西川に弾き出され、その流れから大津が送ったクロスを山中が決定的なヘディングシュートで合わせるがボールはポストを叩いてしまった。

 すると後半39分、浦和が決勝ゴールを叩き込む。武藤が蹴り出したCKを途中出場のズラタンがヘディングで決め、浦和が2-1の勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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