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新戦力MF三田が決勝点!仙台が負けなし日産スタで横浜FMとの開幕戦制す

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[2.27 J1第1ステージ第1節 横浜FM0-1仙台 日産ス]

 2016年J1リーグ開幕戦、日産スタジアムでは昨季年間7位の横浜F・マリノスと、同14位のベガルタ仙台が対戦した。試合は今季FC東京から期限付き移籍で加入したMF三田啓貴の決勝点で、仙台が開幕勝利を飾った。

 大黒柱のMF中村俊輔が欠場した横浜FMは、トップ下にプロ3年目のMF天野純を起用。2列目は右からMF兵藤慎剛、天野、MF齋藤学が並び、1トップにはFW伊藤翔が入った。一方、日産スタジアムではリーグで負けなし(4勝3分)と好相性の仙台は、三田、DF大岩一貴、DF平岡康裕の新加入3選手を起用した。
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 立ち上がりからアウェーの仙台ペースで試合は進んでいく。サイドから手数をかけずに横浜FMゴールに迫ると、前半6分にはMF金久保順が右サイド深い位置から折り返したボールをFWウイルソンが合わせたがゴールマウスから外れていった。

 自陣からパスをつないだ仙台は前半19分、横浜FMにボールを奪われそうになりながらもパスをつないでいくと、ウイルソンから中央の金久保へ。金久保のパスを受けた三田はDFを抜き切る前に右足を一閃。シュートはゴールネットを揺らし、仙台が2016年シーズン最初のゴールを奪った。

 シュートを打てないまま先制を許した横浜FM。最初のシュートは前半26分、天野のスルーパスに抜け出した伊藤が角度のないところからシュートを放つ。シュート枠をとらえたが、これはGK六反勇治に阻まれてしまった。

 2トップからしっかりと守備をする仙台に対し、ゴールが遠い横浜FMだったが、後半立ち上がりから攻勢をかける。すると、8分には齋藤のスルーパスから伊藤が切り返して左足で狙うも、ニアサイドへのシュートは六反のセーブにあう。無得点のまま時間が進む横浜FMは16分、天野と兵藤を下げて、FW富樫敬真とFW仲川輝人を投入し打開をはかる。

 後半シュートのなかった仙台は、六反からのロングボールが横浜FMのDFラインの裏まで一気に抜けると、FW奥埜博亮がGKとの1対1を迎えたが、シュートはゴール左に外れてしまう。

 横浜FMは齋藤を起点にチャンスをつくる。22分にはMF喜田拓也のサイドチェンジを左サイド深い位置で受けてドリブルからクロスを入れたが、味方に合わせることができない。1分後には自らシュートを放つと、そのこぼれ球を喜田が左足で狙ったが、ボールはゴールポスト右へとそれてしまった。 

 最後の交代枠を使ってMF中町公祐を入れた横浜FMは、攻勢をかける。後半アディショナルタイム3分には、DF下平匠の左CKをDF中澤佑二が頭で合わせる。ゴール右隅に向かったヘディングシュートは、またしても六反が好守でしのぐ。前半の1点を最後まで守り抜いた仙台が、貴重な勝ち点3を獲得。一方、横浜FMは2年連続でホームでの開幕戦を落とした。

(取材・文 奥山典幸)

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