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「望み通りベニテスを解任したのに…」 レアル・マドリー、首脳陣は選手たちの態度に不満

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 フロレンティーノ・ペレス会長が率いるレアル・マドリーの理事会は、選手たちの態度に不満を抱えているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。

 21日のリーガ・エスパニョーラ第25節マラガ戦(1-1)の引き分けで、逆転優勝の可能性がほぼ断たれてしまったマドリー。そしてこの引き分けはクラブの理事会メンバーにとって、ペレス会長に指摘し続けてきた事柄を証明するものでもあったという。つまりは、チームの根本的な問題が監督ではなく、選手たちの緩慢な態度にあるということだ。

 先にラファエル・ベニテス前監督を解任し、ジネディーヌ・ジダン監督を後任としたマドリーだが、理事会メンバーは選手たちが昨季終了後にカルロ・アンチェロッティ元監督を解任したことへの抗議として、ベニテス前監督を支持しなかったと捉えていた模様。だが、それでもチームの士気を上げるためにベニテス前監督の解任に踏み切ったとされる。

 しかしながら理事会メンバーにとって、選手たちの態度はジダン監督が就任した後も問題であり続けており、マラガ戦ドローも選手たちが気を抜いたことに要因があるとみなしている様子だ。そして、これまでそういった意見を聞くだけだったペレス会長も現在は、選手たちのプレーに臨む姿勢に波があることに納得がいってないという。

『マルカ』によると、理事会は選手たちに対して、マドリーの選手である限りは各試合で全力を出さなければならないという明確なメッセージを伝えたという。まずは27日に行われるアトレティコ・マドリーとのダービーで、選手たちがリアクションを見せることに期待を寄せているようだ。

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