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「スタジアム全体が応援してくれた」大宮GK塩田、味スタで古巣を完封

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[2.27 J1第1ステージ第1節 FC東京0-1大宮 味スタ]

 万感の思いがあった。開幕スタメンを勝ち取った大宮アルディージャのGK塩田仁史にとって、対戦相手のFC東京は04年から14年まで11シーズンに渡ってプレーしてきた古巣であり、味の素スタジアムはかつてのホームだった。

「長くいたクラブだし、不思議な気持ちがしたけど、しっかり気持ちを整理して、グラウンドに立った」。昨年9月23日のJ2東京V戦でも味スタでプレーした塩田だが、初の古巣戦に特別な感情がわかないはずはない。試合前の選手紹介で塩田の名前が読み上げられると、FC東京のサポーターからも拍手と歓声が起きた。

「ありがたいし、拍手で迎えられてうれしかった。大宮のサポーターもFC東京のサポーターも温かくて、言葉にならない。でも、勝負事なので。そういう感情を含めてしっかりコントロールできたと思う」

 試合自体は苦しい展開だった。前半20分過ぎからは防戦一方。それでも「絶対にワンチャンスが来る。0-0で推移していれば、勝機はあると選手同士で話していた」と、粘り強く耐え続けた。すると、その言葉どおり後半24分にカウンターからMF岩上祐三が先制点。まさにワンチャンスを生かして勝ち点3を勝ち取った。

 終盤はピンチの連続だった大宮だが、FC東京サポーターを背にゴールを守っていた塩田は「最後はFC東京の応援も自分の応援に聞こえた。スタジアム全体が応援してくれている感じがした」と言う。1-0の完封勝利。移籍1年目の昨季はJ2でわずか5試合の出場にとどまった塩田にとって、価値ある1勝となった。

 試合後はFC東京のロッカールームに顔を出したという塩田。「みんな知り合いばかりなので」。FC東京とは11月3日の第2ステージ最終節で再戦する。そのときを果たしてどんな状況で迎えるのか。「僕らはチャレンジャー。次もおごることなく、一戦一戦勝ち点を積み上げていきたい」と表情を引き締めた。

(取材・文 西山紘平)

●[J1]第1ステージ第1節1日目 スコア速報


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