beacon

岡山の10番矢島が豪快ボレー、J3王者・山口とドロー

このエントリーをはてなブックマークに追加
[2.28 J2第1節 山口1-1岡山 維新公園]

 昨季のJ3を制し、初のJ2昇格を果たしたレノファ山口FCはホームでの開幕戦にファジアーノ岡山を迎え、1-1で引き分けた。山口はJ2初陣で勝利を挙げることはできなかったが、勝ち点1を獲得した。

 Jリーグ参入初年度の昨季、J3でいきなり優勝を飾り、1年でJ2昇格を決めた山口。前半5分、高い位置でMF福満隆貴がボールをカットし、ショートカウンターに出ると、PA内に持ち込んだ昨季J3得点王のFW岸田和人が冷静に横に流し、フリーのMF島屋八徳が右足で流し込んだ。

 立ち上がり早々のJ2初ゴールでリードを奪った山口に対し、岡山も前半19分、G大阪から期限付き移籍で加入したFW赤嶺真吾がシュートを狙うが、クロスバーを越える。同じく鹿島からレンタルで加入したU-23日本代表FW豊川雄太もセットプレーでチャンスを演出。左サイドから正確なFKをゴール前に供給したが、DF岩政大樹にはわずかに合わなかった。

 岡山は1点ビハインドで折り返した後半6分、FW伊藤大介が直接FKでゴールを襲うが、GK一森純が好セーブ。それでも、このプレーから左CKを獲得すると、MF島田譲のキックがクリアされたセカンドボールをU-23日本代表MF矢島慎也がPA外から豪快な右足ダイレクトボレーでゴール左隅に突き刺した。

 浦和からの期限付き移籍期間を延長し、岡山で2シーズン目を迎えた矢島は今季、背番号も24から10に変更。得点後は両手で背中の10番を指差し、ゴール裏のサポーターに向かって誇示した。

 岡山は後半26分、伊藤の右CKに岩政が打点の高いヘディングで合わせたが、惜しくも右ポストを直撃。山口も同32分、カウンターから福満が独走し、決定機を迎えたが、シュートはGK中林洋次にキャッチされた。試合は1-1のままタイムアップ。激しく攻め合う熱戦の末、互いに勝ち点1を分け合った。

●[J2]第1節 スコア速報

TOP