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頭を打ちながらもプレー続行を希望したサコ 交代時には「間違った判断」と不満

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 リバプールは28日に行われたキャピタル・ワン杯決勝で、マンチェスター・シティにPK戦の末に敗れた。この敗戦を誰よりも悔しく思っているのは、リバプールDFママドゥ・サコかもしれない。

 サコは16分、浮き球に対してヘディングに行った際、チームメイトのMFエムレ・カンと頭をぶつけた。一度はプレーに戻ったものの、23分にはDFコロ・トゥレと交代でピッチを離れている。

 交代の際、悔しさをあらわにしたサコについて、ユルゲン・クロップ監督は「あの状況で、私たちはすぐに決断しなければならなかった」と、難しい判断だったと振り返る。

「ハーフタイムのとき、彼は『正しい判断だった』と言ってくれた。でも、交代させたとき、彼は『間違った判断だ』と言っていたよ。とはいえ、彼は頭に衝撃を受けていたんだ。そういうときは、選手の言葉に耳を貸すべきではない」と、自身の決断が正しかったことを強調した。

「誰もが分かってくれたし、彼を下げることがより良い選択だったと思う。苦しんでいるようだったし、健康面を考慮してもね」

 気になるサコの状態だが、指揮官は回復に向かっていると感じたようだ。

「現時点で状況を完全に把握しているわけではないが、試合後は少し良くなっているようだった」と、ドイツ人監督は説明している。


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