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出場機会減少の大迫、ファンの評価が采配に影響

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 ケルンFW大迫勇也の出場機会が減少している。ファンの信頼を勝ち取っていないことが、采配に影響を及ぼしているようだ。

 大迫は第21節フランクフルト戦と第23節ヘルタ・ベルリン戦でベンチ入りしなかった。この2試合がいずれもホームゲームだったことは偶然ではない。ペーター・シュテーガー監督は「彼にとってはホームゲームの方が難しいと思う」と、大迫の現状について語った。

 大迫はシーズン前半戦でコンスタントに出番をもらっていた。ひざに問題を抱えていたシーズン序盤の2試合と第17節ドルトムント戦以外は、全試合に出場している。だが、今シーズンの得点はわずかに1。結果が出ていないことで、ファンの評価は下がっていった。

 シュテーガー監督のコメントを、ドイツ『ビルト』が伝えている。

「彼は素晴らしい選手だが、今はホームゲームの方が難しいと思う。サポーターたちが、あまり高く評価していないようだからね」

 ヨルク・シュマットケGM(ゼネラルマネジャー)も同意見だ。大迫を途中起用することで、ホームのサポーターからブーイングを浴びることは、選手本人にとってもチームにとってもポジティブなことではない。

「ファンの間では、彼に対する評価が高くないようだ。先発ならまだしも、途中出場させるのは難しいだろう」

 だが、クラブは信頼を失っていないという。

「ユウヤは成功を体験する必要がある。ホームのファンの前で活躍できるのが一番望ましい。そうすれば、彼はみんなが考えているよりも優れた選手であると証明できるからね」

 大迫は開幕戦のシュツットガルト戦でゴールを挙げてから、しばらく得点から遠ざかっている。次節は1日、アウェーでのインゴルシュタット戦。まずはサポーターの圧力が少ない敵地で結果を残して、ホームで見返したいところだ。

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