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イスコとハメスが放出候補...?2選手売却なら約150億円がレアルの手に

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 レアル・マドリーは、次の夏にMFイスコとMFハメス・ロドリゲスを放出することになるかもしれない。スペイン『マルカ』が報じている。

 DFマルセロと並びレアルで技術の高い選手として評価されているイスコとハメスだが、今後13試合(結果次第では最大18試合)は同2選手にとって試験、つまり現クラブでの生き残りを懸けた戦いになりそうだ。先日のマドリード・ダービーでアトレティコ・マドリーに敗れたレアルはリーガ・エスパニョーラ制覇の可能性をほぼ消滅させた。批判の矛先は選手たちに向けられ、クラブ内にはイスコとハメスの仕事に取り組む姿勢に疑問を持っている者もいるという。

 マドリーの選手たちが批判を浴びるのには、熱心な戦術家であり少々独裁的なラファエル・ベニテス前監督、寛大で日々の対話を大切にするジネディーヌ・ジダン監督と2人の指揮官の下でいずれも結果を出せなかったことが背景にある。とりわけイスコとハメスに対する風当たりは強く、ピッチ内でのパフォーマンスやメンタリティー、献身性などが不十分だと見られており、次の夏の放出候補にされる可能性が浮上している。

 ダービー戦の失点シーンで、イスコとハメスは然るべきポジションを取っていなかった。これはジダン監督の要求する守備面の仕事を理解していなかったからである。現にジダン監督は公の場でこそ選手たちを擁護しているが、ダービーでは後半12分にハメスを、同25分にイスコをベンチに下げている。またイスコ、ハメスともにピッチを去る際に一部サポーターからブーイングを受けた。

 ハメスは2014年夏に移籍金8000万ユーロ(約98億円)でモナコからレアルに移籍した。現在も市場価値はそれと同等だとされている。コロンビア代表MFには以前からマンチェスター・ユナイテッドが関心を示しており、来夏の市場で移籍に傾くかもしれない。

 一方、イスコに対してはマンチェスター・シティアーセナルからの関心が取りざたされている。レアルは2013年夏に移籍金総額2700万ユーロ(約33億円)でマラガから獲得したイスコを、4000万~4500万ユーロ(約49億円~約55億円)で売却することを検討しているとみられる。

 レアルはイスコとハメスを放出した場合、その代役確保に動くとされる。ジダン監督が獲得を希望しているのはチェルシーMFエデン・アザールユベントスMFポール・ポグバだ。また今季エスパニョールにレンタルされているMFマルコ・アセンシオの復帰もあり得るとみられている。

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