beacon

先発9人&システム変更の浦和、数的優位を生かせず…敵地で浦項に完封負け

このエントリーをはてなブックマークに追加

[3.2 ACLグループリーグ第2節 浦項 1-0 浦和 浦項]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループリーグ第2節が2日に行われ、浦和レッズ浦項スティーラーズ(韓国)のホームに乗り込んだ。前半20分にPKで先制された浦和は、後半24分に数的優位に立つが同点ゴールを奪えずに0-1で敗れた。初黒星を喫した浦和は、3月16日に行われる第3節で昨季アジア王者の広州恒大(中国)とアウェーで対戦する。

 2月24日に行われた第1節シドニーFC戦で2-0の勝利を収めて白星スタートを切った浦和は、27日のJ1第1ステージ第1節柏戦からGK西川周作とDF槙野智章を除く先発9人を入れ替え、移籍後初先発となるMF駒井善成の他、DF那須大亮、DF橋本和、MF平川忠亮、FW高木俊幸が今季初先発。システムは従来の3-4-2-1ではなく、那須をアンカーに置いた4-1-4-1を採用した。

 浦和は前半3分にいきなり好機を生み出す。後方から槙野が送ったボールの流れから、2列目の中央に入ったMF青木拓矢が強烈な右足シュートを枠内に飛ばしたものの、GKシン・ファヨンの横っ飛びのセーブに遭ってネットを揺らすには至らなかった。

 その後、浦項にシュートまで持ち込まれる場面を作り出されると、後半19分にMFソン・ジュンホが放ったシュートがPA内の槙野の手に当たってしまいPKを献上。このPKをソン・ジュンホに決められて、浦項に先制を許してしまう。まずは同点に追い付きたい浦和だったが、浦項の激しい寄せに苦しんでなかなか決定機を創出できないまま前半終了のホイッスルが吹かれた。

 1点のビハインドを背負って後半を迎えると、後半2分にFWシム・ドンウンの強烈な左足シュートでゴールを脅かされるも西川が弾き出し、直後のFW チョン・ウォンジンのシュートはクロスバーを叩き、辛うじて失点をしのぐ。

 すると浦和は後半10分にFW興梠慎三、DF森脇良太、さらに同11分にはFW石原直樹と立て続けに3選手を投入。システムを従来の3-4-2-1に変更して同点ゴールを奪いに行く。すると同16分には石原のパスからPA内に進入した興梠が右足でシュートを放つも、ボールはシン・ファヨンの守備範囲に飛んでしまった。

 後半24分にはMF梅崎司へのファウルでソン・ジュンホが2度目の警告を受けて退場し、数的優位に立ったものの、守備に重心を置いて粘り強い対応を見せる浦項を崩し切れない。後半42分には梅崎のクロスから那須が決定的なヘディングシュートを放ったが好反応を見せたシン・ファヨンに阻まれるなど、最後まで同点ゴールは生まれずに0-1の完封負けを喫した。


●ACL2016特設ページ

TOP