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ジダンの後任にポチェッティーノ?マドリーがCLで優勝できなければ…

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 レアル・マドリーは、今季終了時にジネディーヌ・ジダン監督に見切りをつけることになるのだろうか。フロレンティーノ・ペレス会長は、すでに後任を決定するべく動き始めているのかもしれない。

 スペイン『ムンド・デポルティボ』によると、ペレス会長はトッテナムを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督の情報を集めるようクラブ首脳陣に指示を出したという。マドリーが今季無冠に終われば、監督交代も辞さない構えのようだ。

 マドリーは今季途中にすでに監督交代に踏み切っている。ラファエル・ベニテス前監督が解任され、1月から新たにジダン監督が就任した。だが、その後も劇的な改善は見られず、先日マドリッド・ダービーでアトレティコ・マドリーに敗れ、リーガ・エスパニョーラ優勝は絶望的に。コパ・デル・レイでは規則違反による敗退が決定、残す希望はチャンピオンズリーグ(CL)制覇だけとなっている。

 ジダン監督がCLで優勝できなければ、ペレス会長が指揮官の続投を決定する可能性は少ないかもしれない。現にカルロ・アンチェロッティ元監督は一昨季CLを制しながら、昨季は無冠に終わりシーズン終了時に解任されている。

 その場合、後任候補に挙げられているのはポチェッティーノ監督だけではなさそうだ。エルネスト・バルベルデ監督(ビルバオ)、ウナイ・エメリ監督(セビージャ)、キケ・サンチェス・フローレス監督(ワトフォード)、ミチェル監督(マルセイユ)などが評価の対象になっているとみられる。

 現時点でポチェッティーノ監督に好印象を抱いているとされるペレス会長だが、障害がないわけではない。それはトッテナムのダニエル・レビ会長との関係だ。MFガレス・ベイルをトッテナムから獲得した際、頑なに放出を拒んだレビ会長とマドリーの間には軋轢が生まれた。その関係性はいまだ改善されていないという。

 先日去就に関する質問を笑顔で受け流していたジダン監督だが、残りのシーズンで結果を出せなければポストを追われることになりかねない。今後3か月あまり、ジダン監督の手腕とペレス会長の動きに注目だ。

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