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リオ五輪出場は絶望的…悲痛の佐々木監督「歯車が合わない」

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[3.4 リオ五輪女子アジア最終予選 日本1-2中国 金鳥スタ]

 日本女子代表(なでしこジャパン)のリオデジャネイロ五輪出場が絶望的となった。3試合を終えて1分2敗の勝ち点1。佐々木則夫監督は試合直後のインタビューで「みなさんに申し訳なく思う」と唇をかんだ。

 前半14分にミスから失点を許した日本は後半13分に2失点目。同19分にFW横山久美のゴールで1点を返したが、2点目が遠かった。「後手後手になって、歯車が合わない」。指揮官は悲痛な表情を浮かべた。

 6チーム中、上位2チームが五輪への出場権を獲得する。首位オーストラリアは3連勝で勝ち点9。2位は中国で、2勝1分の勝ち点7に伸ばした。勝ち点1の日本は残り2連勝が最低条件。次節7日、日本対ベトナム戦の前に行われる中国対韓国の試合で中国が引き分け以上なら、その時点で五輪出場の可能性が消滅する。

「可能性がある限り、あと2戦、みんなと一緒に戦っていきたい」。必死に前を向く佐々木監督は「下を向かずにみんなと一緒にがんばっていきたい。気持ちの整理が一番。こういった状況でも一体となって、次の試合に取り組む。それに尽きると思う」と言葉を絞り出した。

●リオ五輪女子アジア最終予選特設ページ

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