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[アンブロGACH1-TR]FC東京MF高橋秀人が後輩・前橋商イレブンを激励「誰にも負けない、これだというものを」

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[3.5 アンブロGACH1-TR【ガチトレ】キャンプ 前橋商高 2-1 学法石川高 東京ガス武蔵野苑多目的グラウンド]

 フットボールと「ガチ」で向き合うユース年代のプレーヤーたちが、自身とチームの成長を目指す第2回「アンブロGACH1-TR【ガチトレ】キャンプ」の前橋商高(群馬)対学法石川高(福島)戦は2-1で前橋商が競り勝った。

 この日、3試合ぶっ続けでゲームを組んでいる前橋商はこれが第2試合。第1試合から先発メンバーを全て入れ替えて臨んだ前橋商が試合開始直後にMF下山翔生(1年)のゴールで先制する。一方、昨年夏冬福島準優勝の学法石川は注目FW安倍光留(2年)ら主力数人が体調不良のため欠場。先発の半数が1年生という中での試合だったが、昨年から主力の1年生MF佐藤凌が得意の左足シュートへ持ち込むなど反撃する。そして33分、前線での守備の奮闘も光っていたFW木村洵(1年)が同点ゴールを決めた。

 それでも前橋商は後半15分、左クロスを右SB吉澤力哉(2年)が頭で合わせて勝ち越し。学法石川は交代出場のFW会田智之(1年)の突破からFW伊藤駿介が決定的なシュートを放つシーンもあったが、前橋商GK星名貴政(2年)の好守に阻まれるなど同点に追いつくことができなかった。

 この日、「アンブロGACH1-TR【ガチトレ】キャンプ」の東京大会はFC東京の練習場である東京ガス武蔵野苑多目的グラウンドで開催されていたが、前橋商OBのFC東京MF高橋秀人が自身のトレーニング後にチームを激励。後半はコーチングスタッフたちとベンチから観戦し、試合が終わると選手たちに熱心に声をかけていた。

 笠原恵太監督は「『誰にも負けない、これだというものを作れ』。『声でもいいんだ、一番声出したってチームのためになる』と言ってくれた」と感謝。日本代表にも名を連ねてきた偉大な先輩からのメッセージに対し、主将のCB木村海斗(2年)は「最後はがむしゃらに、泥臭くやれというのが心に響きました。ユースは上手くて公立は上手くないんですけど、差を埋めるにはがむしゃらに身体を張って気持ちで負けないところだと思いました」。群馬の伝統校である前橋商と言えども、全国トップレベルのタレントが揃っている訳ではない。上手くはなくても、泥臭く、身体を張って戦ってライバルたちとの差を埋め、必ず上回ることをこの日チームは再確認した。 

(取材・文 吉田太郎)

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