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フィテッセが劇的勝利で3戦ぶり白星、出場停止明けの太田はフル出場

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[3.6 エールディビジ第26節 ローダ1-2フィテッセ]

 エールディビジは6日、第26節3日目を行い、DF太田宏介の所属するフィテッセは敵地でローダと対戦し、2-1で勝利した。出場停止明けの太田は2試合ぶりに先発し、フル出場。チームの3試合ぶり白星に貢献している。

 両チームともタイトな守備を見せたことで、立ち上がりからチャンスの生まれにくい展開となった。太田の見せ場も少なく、時間だけが過ぎていく中、やや突発的な形からフィテッセが先制に成功する。前半34分、最終ラインからロングパスが送られると、最前線のFWイザイア・ブラウンが巧みな胸トラップから右足を一閃。鋭いシュートがネットを揺らし、フィテッセの1点リードで前半を折り返した。

 このまま守り切りたいフィテッセだったが、後半の早い時間に追い付かれてしまう。ローダは後半14分、右サイドからのスローインをPA内右でFWリデル・プーポンが受けると、マークに付く太田がファウルに気をつけながら厳しく体を寄せたが、奪い切れずにこぼれたボールをFWマイク・ファン・ダイネンに押し込まれ、同点に追い付かれた。

 後半24分には太田に挽回のチャンスが訪れる。左CKのキッカーとなり、左足で大きく曲がるクロスを供給。だが、ゴール前の相手に跳ね返され、得点には至らなかった。逆に後半42分、股抜きをされた太田が相手をつかんで倒してしまい、FKのピンチ。クロスから相手にヘディングシュートを許すが、左ポストをかすめ、なんとか失点は免れた。

 すると後半アディショナルタイム、フィテッセは右からのクロスをFWユニン・チャンがヘッドで押し込み、土壇場で勝ち越しに成功。2-1で接戦を制し、3試合ぶりの勝利を飾った。

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