beacon

188センチの長身ですが…左足にも自信あり、U-19代表候補DF町田「周りを動かせるディフェンダーに」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[3.9 練習試合 U-19日本代表候補 1-2 全日本大学選抜 味フィ西]

 ひと際目を引く188センチの長身。しかし、巧みに足下でボールをコントロールすると、左足の正確なフィードで最終ラインから攻撃にリズムをもたらす。U-19日本代表候補DF町田浩樹(鹿島)は、9日に行われた全日本大学選抜との練習試合(30分×3本)の2本目の15分から出場し、自身の武器を存分に見せ付けた。

 だが、試合後に口にしたのは課題の方が多い。「途中出場だったので体が動かない部分もありましたが、もっと相手をいなせるくらいのビルドアップができたと思うし、守備もラインがズルズルと下がってしまったので、もっと前からアグレッシブにプレーできれば良かった」。課題が明確に見えているからこそ、「落ち着いて相手を見て判断してビルドアップしたいし、周りを動かしてボールを奪えるようなディフェンダーになりたい」と目指すべき姿もしっかりと見えている。

 今季、鹿島の下部組織からトップチームに昇格した。トレーニングではSBでプレーすることもあり、「いろいろなポジションができた方がいい」と前向きに捉えているが、あくまで本職はCB。日本代表にも名を連ねるDF昌子源から「ディフェンスラインの統率やラインコントロールの部分を言われています」とアドバイスを受けながら、日々成長を遂げている。

「アントラーズはレベルが高いので、テンポを速くしないとボールを奪われてしまうので、そこは向上させないといけない」

 今年10月にはAFC U-19選手権(U-20W杯アジア最終予選)が控えている。15年10月に行われたAFC U-19選手権予選ではメンバー入りを果たした町田だが、危機感は常に持っている。「予選のメンバーから今回は新しいメンバーも入ってきました。良い刺激になるし、競争力があって良いですが、そういう選手に負けないように良いプレーをしないといけない」と気を引き締めた。自身の武器とも語る「空中戦の強さと左足のビルドアップ」に磨きをかけ、半年間でのさらなるレベルアップを目指す。

(取材・文 折戸岳彦)

TOP