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佐々木監督が退任表明「新たななでしこを後押ししてください」

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[3.9 リオ五輪女子アジア最終予選 日本1-0北朝鮮 金鳥スタ]

 日本女子代表(なでしこジャパン)の佐々木則夫が今大会限りでの退任を表明した。リオデジャネイロ五輪出場権を逃してからベトナム戦、北朝鮮戦と2連勝。“有終の美”を飾った指揮官は「新たななでしこを結成してがんばってほしい」と、今大会を最後にバトンタッチする意向を明らかにした。

 試合後のインタビューで自身の進退について聞かれると、「(リオ五輪の)切符を取れなかったのは僕のせい。責任を取って、新たななでしこジャパンを後押ししてください」と、予選敗退の責任を取って退任する考えを示したうえで、今後のなでしこジャパンに対するサポートをスタジアムのサポーター、テレビを見ている視聴者に呼びかけた。

 五輪連続出場が3大会で途絶えたなでしこジャパンは、失意の中で行われた7日のベトナム戦に6-1で快勝。ようやく大会初勝利を挙げ、この日の最終戦も後半35分にFW岩渕真奈が決勝点を決め、1-0で競り勝った。

「逆境になったとき、あとがないときに選手たちはなでしこらしく、よくやってくれた」。そう選手を称えた指揮官は、予選敗退という結果について「監督の力不足だったと思う」と言明。「最後の最後まで選手はあきらめず、この2戦がんばってくれた。これまでさまざまあったが、選手に感謝している」と述べた。

 佐々木監督は07年12月になでしこジャパンのコーチから監督に就任。11年の女子W杯ドイツ大会で史上初の世界一に輝くと、12年のロンドン五輪でも初のメダルとなる銀メダルを獲得した。昨年の女子W杯カナダ大会でも準優勝。主要世界大会で3大会連続のファイナルに導いた。

●リオ五輪女子アジア最終予選特設ページ

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