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[CL]イブラがとどめの一撃! パリSGがチェルシーに2戦2勝で4年連続の8強入り

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[3.9 欧州CL決勝T1回戦第2戦 チェルシー1-2パリSG]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は9日、決勝トーナメント1回戦第2戦の2日目を行い、スタンフォード・ブリッジではチェルシー(イングランド)とパリSG(フランス)が対戦した。FWズラタン・イブラヒモビッチの1ゴール1アシストの活躍でパリSGが2-1で勝利し、2試合合計でも4-2として4年連続の8強入りを決めた。なお、準々決勝の組み合わせ抽選会は18日に行われる。

 3年連続で決勝トーナメントで顔を合わせたチェルシーとパリSG。第1戦を1-2で落とし、ホームでの逆転を目指すチェルシーは左サイドバックにMFケネディ、6日のストーク・シティ戦を欠場したFWジエゴ・コスタとFWペドロ・ロドリゲスも先発起用した。対する第1戦を制したパリSGは、MFマルコ・ベッラッティが間に合わず欠場。20歳のMFアドリアン・ラビオが先発に名を連ね、FWエディンソン・カバーニとMFハビエル・パストーレはベンチスタートとなった。

 開始からお互いに積極的に攻め込み、チャンスを作った。チェルシーは前半3分、高い位置でボールを奪い、MFウィリアンの横パスをPA内中央で受けたFWジエゴ・コスタが切り返しから左足を振り抜いたが、GKケビン・トラップに防がれる。パリSGも6分、MFルーカスが細かいタッチのドリブルからスルーパス。これに反応したMFアンヘル・ディ・マリアがPA内右から右足シュートも、カバーに入ったDFブラニスラフ・イバノビッチにクリアされてしまう。

 それでもパリSGは前半14分、ディ・マリアの右CKの流れからイブラヒモビッチが落ち着いてGKティボー・クルトワをかわして右足でゴールネットを揺らす。しかし、これはオフサイドだったが、16分にパリSGが先制点を挙げる。中央から右に開いたイブラヒモビッチがディ・マリアからのパスを受けて中央に折り返す。GKとDFの間を抜けたボールをラビオが右足で押し込み、1-0。ラビオがローラン・ブラン監督の起用に応え、2試合合計でも3-1とリードを広げた。

 前半のうちに差を縮めたいチェルシーは前半27分、ペドロとのワンツーからウィリアンがラストパスを送り、PA内中央で受けたD・コスタが鋭い切り返しでDFチアゴ・シウバをかわして素早く左足を振り抜く。これがゴール左に吸い込まれ、チェルシーが1-1と同点に追いつき、2試合合計で2-3とする。その後は、高い位置からボールを奪ってショートカウンターを仕掛ける場面が前半終盤にかけて見られたが、ゴールネットを揺らすには至らず、1-1で前半を折り返した。

 チェルシーは後半15分にアクシデント発生。同点ゴールを決めたD・コスタが腿裏を痛めて、MFバートランド・トラオレとの負傷交代を余儀なくされた。20分、ウィリアンが左から切れ込んでPA手前から右足シュート。跳ね返りをMFエデン・アザールが左足で狙ったが、立て続けのシュートをGKトラップに防がれ、追加点が遠い。

 後半立ち上がりから均衡した状況が続いたが、パリSGがダメ押しとも言える一撃をエースが叩き込む。後半22分、MFチアゴ・モッタからのパスを左サイドのスペースで受けたディ・マリアがPA内左から中央に折り返す。ゴール前に走り込んだイブラヒモビッチが難なく右足で押し込み、2-1。アウェーゴール2つで勝ち抜けをほぼ確実なものにした。

 厳しい状況に追い込まれたチェルシーは戦意喪失。後半32分にはアザールも負傷交代を余儀なくされ、MFオスカルを投入したが、そのまま1-2で試合終了。チェルシーは2年連続ホームでパリSGに準々決勝進出を阻まれる結果となった。

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