beacon

[EL]完敗マンUにOB憤慨「壊滅的」「闘争心も危機感もまとまりもない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 マンチェスター・ユナイテッドは10日、ヨーロッパリーグ(EL)の決勝トーナメント2回戦第1戦でリバプールと敵地で対戦し、0-2で敗れた。敵地で圧倒されたマンU。現地メディアが「むしろ2失点で済んで幸運」「まったくインパクトを残すことができなかった」と悲観的な報道をすれば、クラブOBたちも現状に頭を抱えている。

 『ミラー』は元イングランド代表のポール・スコールズ氏のコメントを掲載。「めちゃくちゃだった」などと話したと伝えた。

「マンUはめちゃくちゃだった。彼らはマンUの水準にない。なんとかして元の水準に戻すようにするべきだった。選手も監督も皆マンUの基準を満たしていないよ。しかも戦う意志も欠けている。MFアダム・ララーナが後半15分頃、転がっていたのを見ただろう。誰かに押されてそのまま倒れこんでいた」

「マンUには20年培ってきたアイデンティティがある。素早くボールを回して前線につなげるサッカーだ。ここ3年間で、それはすっかり失われてしまった。今夜の試合で、彼らは何がしたかったのだろうか?今日の試合にはショックを受けたよ。特に後半戦は壊滅的だった。このクラブは間違えた方向へ向かってしまっている」

「マンUはプレミアリーグと欧州チャンピオンズリーグのどちらも狙えるクラブのはずだ。しかし彼らは今どこにいる?あんなに大金を使ったんだ。R・マドリーやバルセロナ、バイエルンと同じ地点に立っていなければならない。あれだけのリソースを考えればね。現実はプレミアリーグの6位だ」

「監督が解任される姿は見たくないが、マンUで求められる水準からは外れてしまっている。マンUに哲学なんて必要なかった。それで20年間うまくいっていたからね。このレベルのパフォーマンスをR・マドリーやバルセロナ、バイエルンがやっていた時のことを想像してみよう。頭がおかしくなってしまうだろう。闘争心も危機感もまとまりもない。第2戦では飛躍的に良くならないといけない。言い訳はいらない」

 また『BTスポーツ』によると、元イングランド代表のリオ・ファーディナンド氏は、「改善の兆しが全く見られない」と指摘。「ファンのブーイングも正当だ。僕なら今日はファンの前を歩かない。罵倒されるのが分かっているからね」と擁護することのできない現状を嘆いた。

●プレミアリーグ2015-16特集
●EL15-16特集

TOP