11日に行われたリーグアン30節、モナコ対スタッド・ランスの一戦は2-2の引き分けに終わった。この結果、首位パリ・サンジェルマン(PSG)が4年連続6度目のリーグ優勝に王手をかけている。

　リーグ2位のモナコは冬の移籍市場で加入した元CSKAモスクワFWバグネル・ラブが2ゴールを奪ったが、後半に追いつかれて勝ち点1を加えるにとどまった。PSGとの勝ち点差は23ポイントから22ポイントに縮まっただけだ。

　PSGが13日に行われるアウェーでのトロア戦に勝利すれば、8試合を残して勝ち点差は25。その時点でPSGのリーグ4連覇が決定することになる。

　過去にはジェラール・ウリエ監督率いるリヨンが5試合を残して2006-07シーズンを制したのが最速優勝の記録であり、今節でPSGが優勝を決めれば一気に3試合も記録を更新する。

　チャンピオンズリーグでもチェルシーを下して準々決勝に勝ち上がり、今季4冠の可能性を残しているPSGは、まず1冠を確定させるのだろうか。トロア戦で優勝を決められなかったとしても、次節はホームで2位モナコとの直接対決が予定されており、そこで引き分け以上ならやはり優勝となる。