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憲剛の弾丸ミドルで再逆転!ホーム初勝利の川崎Fが首位浮上、大久保は“ゴン超え弾”

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[3.12 J1第1ステージ第3節 川崎F3-2名古屋 等々力]

 川崎フロンターレはホームで名古屋グランパスと対戦し、激しい点の取り合いの末、3-2で競り勝った。先制しながら一時は逆転を許したが、FW大久保嘉人のJ1通算158得点目となる同点ゴールで追いつき、最後はMF中村憲剛が決勝点を決めた。

 川崎Fは前節の湘南戦(4-4)で2得点を挙げたFW小林悠がインフルエンザでベンチ外。代わってDFエドゥアルドが移籍後初先発となり、DF谷口彰悟が右サイドバック、FWエウシーニョが右サイドハーフで先発した。
 過去2戦は同じスタメンだった名古屋だが、今節は初めて先発を変更し、MF矢田旭がベンチスタート。MF松田力が今季初先発でFWシモビッチと2トップを組み、MF永井謙佑は左サイドハーフで先発した。[スタメン&布陣はコチラ]

 名古屋はキックオフ直後にロングボールを199cmの長身FWシモビッチが頭で落とし、松田が右足ボレーで狙ったが、クロスバーを越える。川崎Fも前半2分、大久保が果敢にミドルシュート。両チームが積極的な入りを見せると、前半6分に早くも均衡が破れた。

 川崎Fは大久保の縦パスをPA内で受けたエウシーニョが中村に落とし、こぼれ球にエウシーニョが自ら反応。振り向きざまに左足を振り抜き、ゴール左隅に流し込んだ。幸先よく先制に成功した川崎Fはその後も試合の主導権を握るが、名古屋も少ないチャンスを生かして同点に追いついた。

 前半26分、右サイドを駆け上がったMF古林将太が中央に折り返し、バイタルで受けたシモビッチがタメをつくって横に流すと、スペースに走り込んだ松田が右足ダイレクトで振り抜いた。シュートはエドゥアルドの股間を抜け、ゴール左隅へ。韓国代表GKチョン・ソンリョンも反応し切れず、試合は振り出しに戻った。

 川崎Fは後半開始からMF狩野健太に代わってFW森本貴幸を投入。後半9分、右サイドから大久保がシュート性の速いクロスを入れ、森本がワントラップから右足を振り抜いたが、GK楢崎正剛が鋭い反応で弾き出す。名古屋も直後の10分にカウンターから永井がドリブルで独走。PA内左に入ったところで右足でシュートを打ったが、GKチョン・ソンリョンに阻まれた。

 両守護神が好セーブを見せる中、ボールポゼッションで上回る川崎Fがじりじりと名古屋を押し込んでいく。最終ラインが下がり、両サイドハーフも自陣深い位置に張り付く苦しい展開の名古屋。ところが後半17分、MF大島僚太の強烈な右足ミドルがクロスバーを直撃し、難を逃れると、その1分後だった。DFオーマンのサイドチェンジを受けた永井が左サイドからカットイン。PA手前中央から右足を振り抜くと、これがゴール右隅に吸い込まれた。

 永井の今季初ゴールで2-1と逆転に成功した名古屋に対し、川崎Fは後半24分、2枚目のカードを切り、DF奈良竜樹に代えてMF中野嘉大を投入。谷口がセンターバック、エウシーニョが右サイドバック、MF森谷賢太郎が右サイドハーフに移り、中野は左サイドハーフに入った。

 すると後半30分、左CKから中村がショートコーナーで中野につなぎ、リターンを受けた中村が左足でクロス。これをファーサイドの大久保がヘディングで押し込み、2-2の同点に追いついた。大久保はこれがJ1通算158ゴール目となり、FW佐藤寿人(広島)の持つJ1最多得点記録に並んだ。

 名古屋は後半35分、左サイドからPA内でパスを受けた永井が鋭い切り返しでDFをかわし、右足でシュート。これがゴールネットを揺らしたが、ゴール前のオフサイドポジションで松田がGKのプレーに干渉したとして副審の旗が上がり、得点は認められなかった。

 そして迎えた後半39分、川崎Fは右サイドからのスローインを森本がポストプレーで落とし、PA外から中村が右足を一閃。豪快なミドルシュートをゴール左隅に突き刺し、3-2と再逆転に成功した。

 中村の今季初ゴールが決勝点となった川崎Fは2試合ぶりの白星で今季ホーム初勝利。開幕から2勝1分の勝ち点7に伸ばし、第3節終了時点で首位に立った。一方、小倉隆史新監督を迎えた名古屋は今季初黒星で、1勝1分1敗となった。

(取材・文 西山紘平)

●[J1]第1ステージ第3節2日目 スコア速報


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