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「やっと取れた」千葉FW船山、鮮やかボレー弾で移籍後初ゴール!!

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[3.13 J2第3節 千葉 1-0 横浜FC フクアリ]

 右足ボレーで鮮やかに合わせたボールがネットを揺らす。スコアが動かない苦しい展開の中、チームに勝利をもたらす一発を決めたのがジェフユナイテッド千葉FW船山貴之だった。

 FW吉田眞紀人と2トップの位置に入った船山だが、なかなかシュートまで持ち込む場面を作れない。自身も「相手はブロックを作って隙もあまりなかったので苦しかったし、前半は何もできなかった」とシュート1本に終わった前半に悔しさを滲ませる。しかし、後半に入って「スペースが空いてきた」と徐々に自由を得ると、後半20分に値千金の一撃を叩き込んだ。

 右サイドを駆け上がったDF多々良敦斗が「大外が空いているのが見えたし、真ん中が眞紀人だけだったので、そこに合わせるより大外に振った方がいいと思った」とクロスを送ると、そこに待ち構えていたのが船山だった。「右から敦斗が良いボールをくれたので、合わせるだけだった」と迷いなく右足ダイレクトボレーを合わせると、「すごく良いミートができたので入ったと思った」ボールはしっかりとゴールネットを揺らし、決勝点となるゴールが生まれた。

 昨季は松本から完全移籍した川崎Fでリーグ戦21試合に出場しながらも、ノーゴールに終わった。今季、リーグ戦3試合目にしての移籍後初ゴールに「去年1年取れていなかったので、やっとリーグ戦で取れました」と安堵の表情を見せると、「ここから勢い付けていきたい」とさらなるゴール量産を誓った。

(取材・文 折戸岳彦)
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