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本田惜しいFKも…怪我人出たミランは手痛いスコアレスドロー

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[3.13 セリエA第29節 キエーボ0-0ミラン]

 セリエAは13日、第29節を行った。日本代表MF本田圭佑が所属するミランは敵地でキエーボと対戦し、0-0で引き分けた。

 ミランは前節のサッスオーロ戦で公式戦13戦ぶりの黒星を喫した。上位追撃のためには連敗だけは避けたいところ。本田は公式戦16試合連続の先発出場。4-3-3へのシステム変更により右FWに入るのではと予想されていたが、ウォームアップ中のMFユライ・クツカの負傷により、FWジェレミー・メネズが今季初先発。FWカルロス・バッカとの2トップを組んだため、システムは4-4-2のままで、本田も右MFで先発した。

 ミランにアクシデントが襲ったのは前半19分、クロスボールへの競り合いの中で17歳GKジェンルイジ・ドンナルンマが負傷。ベテランGKクリスティアン・アッビアーティとの交代を余儀なくされる。しかし同21分、32分と立て続けのピンチをアッビアーティがセーブ。流れを相手に渡すことはなかった。

 本田が攻撃の起点になった。前半43分にはゴール前右で得たFKを蹴るも、わずかに右に外れる。後半10分には右サイドから本田が上げたクロスをバッカが頭で合わせるが、シュートは枠左に外れる。ミランは同16分にメネズに代えてFWルイス・アドリアーノを投入した。

 後半29分にはミランにビッグチャンス。右サイドでボールを受けたDFイニャツィオ・アバーテのシュートがGKの手を弾きクロスバー。跳ね返りをMFアンドレア・ベルトラッチがボレーで狙うが、シュートはポストに弾かれてしまった。

 後半40分には最後のカードとしてMFアンドレア・ポーリを下げてMFホセ・マウリを投入。これで本田の2試合ぶりのフル出場も確定した。しかしスコアは動かず。後半45分にキエーボDFファブリツィオ・カッチャトーレにFKを合わされてゴールネットを揺らされるが、オフサイド判定に助けられた。ただ、怪我人も出てしまったミランとしては痛い勝ち点1となった。


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