圧倒的な強さでリーグ優勝を決めた裏では、チーム内に深刻なもめごとが発生していた?　パリSGFWズラタン・イブラヒモビッチとDFグレゴリー・ファン・デル・ビールが試合中に衝突した模様だと報じられている。

　PSGは13日に行われたリーグアン第30節、アウェーでのトロア戦に勝利を収めて史上最速となるリーグ優勝を確定させた。8試合を残して2位と25ポイント差という圧倒的な戦いぶりでの4連覇達成だ。

　試合自体も最下位に沈むトロアに対して敵地で9-0と、今シーズンの国内での強さを徴するかのようなゴールラッシュ。だが、3-0で迎えたハーフタイムに問題が発生していたとフランスメディアが伝えている。

　ファン・デル・ビールはハーフタイムで交代してピッチを後にしたが、その後すぐにスタジアムも離れており、優勝祝いの場面にも姿を見せなかった。公式には負傷したものとされているが、実はイブラヒモビッチとの衝突が原因だったのだという。

　前半を無得点で終えて不満を募らせていたイブラヒモビッチは、ファン・デル・ビールに対してもっと速くボールを供給するよう要求。これが口論に発展した結果、ファン・デル・ビールは交代を要請してスタジアムを立ち去ったとみられる。

　イブラヒモビッチは結局後半だけで4ゴールを叩き込んで主役ぶりを見せつけた。4冠を目指して今季の戦いはまだ続いていくが、チーム内の不和が事実だとすれば影響が気にかかるところだ。