バルセロナFWネイマールの夢は実現することになるのかもしれない。今夏に開催されるリオデジャネイロ・オリンピックへの出場を、バルセロナが認める方針が固まったのだという。

　2012年のロンドン五輪にも出場したネイマールだが、ブラジル代表にとって悲願の金メダルを獲得することはできなかった。『GOAL』によるインタビューに、「もう一度オリンピックに出場できたら夢のようだ」とも語ったネイマールは、母国ブラジルでの開催となる大会への出場に強い意欲を抱いている。

　だが問題となるのは日程面だ。五輪に出場することでオフシーズンが短くなるだけでなく、今夏にはコパ・アメリカの開催も予定されている。だがネイマールはバルセロナへの合流を遅らせてでも、ブラジル代表での金メダル獲得を狙いたいと強く願っているようだ。

　ネイマールに近い関係者によれば、その願いは実現へと近づいているという。ブラジル代表のドゥンガ監督およびブラジル連盟のゼネラルコーディネーターを務めるジウマール氏がバルセロナとの話し合いも行った結果、選手本人の意志が尊重される形で出場を認める方針が固まったとみられる。

　FWリオネル・メッシや現役時代のルイス・エンリケ監督も出場を経験していることもあり、バルセロナは五輪が選手にとって大きな意味を持つ大会であることを理解しているのかもしれない。一方で、コパ・アメリカへの出場に関してはまた結論は出ていないようだ。

　現在24歳のネイマールは、自身2度目の五輪に出場するとすればオーバーエイジ枠での出場となる。ドゥンガ監督は次に、DFミランダの招集に向けてインテルとの交渉を試みる見通しだ。もう1人のオーバーエイジ選手はインテルナシオナウGKアリソンが有力視されていたが、チェルシーMFウィリアンの招集を検討しているのではないかとの情報もある。

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