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[サニックス杯]U-17日本代表で「逞しい」プレー見せるU-16世代、FW宮代も鮮烈ゴール

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[3.17 サニックス杯国際ユース大会GL第1節 U-17日本代表 3-0 U-17韓国高校連盟選抜 グローバルアリーナ]

「遜色なく、下に見えない形でやれているので逞しいですね」。U-17日本代表の森山佳郎監督は自身が昨年1年間かけて指導してきた世代でもあるU-16世代の選手たちのプレーについて高い評価を与えていた。U-17韓国高校連盟選抜戦では14歳MF久保建英(FC東京U-15むさし)と15歳FW宮代大聖(川崎F U-15)が連続ゴール。久保は右足、宮代は左足と、ともに利き足と逆側の足で決めたファインショットだった。

 宮代はFW田川亨介(鳥栖U-18)の動きによってできたスペースをドリブルで突いて、左足で決めた鮮烈な一撃について「迷いはなかった」と振り返る。森山監督が「FWは右にスペースあるか左にスペースあるかわからないところ。右しか、左しか蹴れませんでは、一瞬の一振りするチャンスを逃してしまう。ボール一個分あいたらシュート打つ意識を伝えている」と語る中で躊躇することなく左足を振りぬいた。そして「味方がいい動きしてくれて、その空いてスペースへ自分がいい形で仕掛けて、シュートの練習はいつもしているのでイメージ通りのいいシュートでした」とイメージ通りのゴールを喜んだ。

 U-16日本代表では前線の主軸。昨年のフランス遠征ではイングランド、フランスからゴールを決めた。また中学生ながら川崎F U-18でプレーしてプリンスリーグ関東で4ゴールを決めているFWは年上相手の戦いでも意に介さず。判断早くボールをはたき、収め、また自らの仕掛けから決定的なシーンをつくりだしていた。「自分も決めたいけれどまずはチームの勝利のためにやっていました」と振り返ったようにまずはチームの勝利が第一。その中で持ち味をしっかり発揮し、1ゴール1アシストの活躍で勝利に貢献した。

 今年はU-16日本代表としてU-17W杯のアジア最終予選(AFC U-16選手権)も戦う。それだけに「今年、最終予選もあるので自分自身も成長して頑張っていきたい」。今回のサニックス杯を更なる成長に繋げる。

(取材・文 吉田太郎)

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