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「早く借りを返したかった…」小野瀬が2ゴールで横浜FCを今季初勝利に導く

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[3.20 J2第4節 横浜FC2-0山口 ニッパツ]

「早く借りを返したかった…」。横浜FCのMF小野瀬康介が6日の第2節・松本戦での悔しさを晴らし、チームを今季初勝利に導いた。

 横浜FCは今季3試合を終え、無得点で3連敗となっていた。さらにミロシュ・ルス監督が不整脈、冠攣縮性(かんれんしゅくせい)狭心症の疑いのため、検査入院することになり、増田功作ヘッドコーチが暫定的に指揮を執った。

 前線のメンバーを入れ替えて臨んだ今季4戦目。前半はスコアレスで終えたが、後半19分に待望の今季初ゴールが生まれた。右サイドからMF佐藤謙介が入れたボールをPA内右の大久保が中央に折り返し、ニアでイバがつぶれ、後方から入ってきた小野瀬がヘッドで無人のゴールに押し込み、先制点。さらに同36分に左CKからの混戦を小野瀬が押し込み、2-0の完封勝利をおさめた。

「勝ててホッとしています。ホームで勝ててよかったです」と試合後のインタビューで語った小野瀬。第2節・松本戦で2点ビハインドの後半31分に獲得したPKのキッカーに名乗り出たが、放ったシュートは無情にもクロスバー上に外れ、絶好のチャンスを逃した。横浜FCはその後、前節・千葉戦でも無得点に終わり、開幕3試合連続ノーゴールで連敗を喫していた。

「早くPKの借りを返したいと思っていました。2点目は僕のゴールかわからないですけど、ちょっとラッキーでした。チームメイトに感謝したいです」。PK失敗の呪縛から解き放たれた22歳の表情は晴れ渡っていた。

●[J2]第4節 スコア速報

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