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広島森保監督がラフプレーに激怒…負傷の佐々木は右ひざ捻挫か、試合後に横山は謝罪

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[3.20 J1第1ステージ第4節 大宮1-5広島 NACK]

 後半アディショナルタイム、サンフレッチェ広島森保一監督はベンチを飛び出して声を荒らげた。今季最多の5得点を奪い、今季初勝利が目前に迫っていた中での出来事。ボールにアタックするDF佐々木翔に対し、大宮アルディージャのMF横山知伸が横からのスライディングで止めにいった場面だ。横山にはイエローカードが提示され、佐々木は担架で運ばれて負傷退場した。

 5発大勝で今季初勝利を飾った広島。試合後のゴール裏のサポーター席からは佐々木コールが鳴り響き、大宮の選手たちが広島サポーターの前を通りかかると、激しいブーイングが浴びせられた。

 試合後のテレビ会見でも、森保監督の怒りは収まらなかった。「大宮の選手が明らかに苛立ってファウルをしていた。メンタルの部分でウチの佐々木が激しいタックルを受けて怪我をしてしまった。たぶん大怪我だと思う」と厳しい口調で話した。

 試合後、横山は佐々木に謝罪したことを明かす。「杖をついていた。本当に申し訳ない」と改めて謝罪すると、「気持ちが切れたとは言いたくないですけど、正直ちょっときつかった。みんな感じていたと思う」と反省した。

 当の佐々木は松葉つえをつきながらミックスゾーンに姿を現した。「大丈夫、大丈夫!大げさです」と気丈に話し、バスに乗り込んだ。クラブによると、現時点では右ひざの捻挫。帰広後に病院で検査することになるという。 

(取材・文 児玉幸洋)
●[J1]第1ステージ第4節2日目 スコア速報

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