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お疲れ?本田のFKは壁、壁…ミドルも大きく枠外に ミランはラツィオと1-1ドロー

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[3.20 セリエA第30節 ミラン1-1ラツィオ]

 セリエAは20日、第30節を行った。日本代表MF本田圭佑の所属するミランはホームでラツィオと対戦し、1-1で引き分けた。ミランは2試合連続のドローで3戦未勝利となった。公式戦17試合連続の先発出場の本田は、後半39分まで出場した。この後、本田はW杯予選を戦う日本代表に合流するため帰国する。

 ミランは前々節のサッスオーロ戦で公式戦13戦ぶりの黒星を喫っすると、前節のキエーボ戦ではスコアレスドロー。2試合連続で無得点に終わるなど、調子はやや下降気味だ。ただキエーボ戦で頭部を負傷し途中交代した17歳GKジャンルイジ・ドンナルンマが問題なく先発出場。そしてFWカルロス・バッカの相棒にはFWルイス・アドリアーノが11試合ぶりに先発起用された。

 ミランはいきなり先手を奪われてしまう。前半9分、左サイドからのCKを許すと、中央にフリーで走り込まれたMFマルコ・パローロに難なく頭で合わされてしまった。

 しかしミランは前半15分に同点に追いつく。スローインからMFアンドレア・ポーリ、本田と繋ぐと、本田がエリア内のL・アドリアーノにパス。L・アドリアーノが粘ると、最後はバッカが押し込み、試合を振り出しに戻した。

 前半37分にはゴール正面でFKのチャンスを獲得する。キッカーポジションに立つのは本田とMFジャコモ・ボナベントゥーラ。本田も蹴る気満々の姿勢を見せるが、ボナベントゥーラが直接右足で狙う。だがシュートは惜しくもクロスバーに跳ね返されてしまった。

 後半に入ると、本田の決定機が続いた。しかし9分のバッカの横パスをエリア外から左足で狙うが、大きく枠外にふかしてしまう。同19分にはゴール正面で得たFKを直接狙うが、壁の足元を抜くようにして蹴られたシュートは、そのまま壁に跳ね返されてしまった。同28分の右サイドから直接蹴ったFKも壁を直撃した。

 ミランは後半28分からL・アドリアーノに代えてFWマリオ・バロテッリを投入。バロテッリは同32分に複数のDFに囲まれながらの強引な突破を見せるが、クロスボールはわずかに合わず、得点には繋がらなかった。

 後半39分にはラツィオのMFセナド・ルリッチが本田に対するファウルでこの日2枚目のイエローカードを受ける。本田は直後にMFジェレミー・メネズと交代でピッチを後にした。だがミランは10人のラツィオを崩すことが出来ず、1-1のドロー。上位が遠のく痛い足踏みとなった。


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