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リオ逸なでしこ、誤解との葛藤…大儀見「自分の未熟さ」

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 日本女子代表(なでしこジャパン)のFW大儀見優季ブログ(http://ameblo.jp/y-naga19/entry-12141415426.html)を更新。今月9日まで大阪で行われていたリオデジャネイロ五輪女子アジア最終予選の戦いを振り返っている。

 なでしこジャパンは6か国中、上位2か国に与えられる予選に出場したが、初戦のオーストラリア戦に敗れるなど、序盤3試合を1分2敗。残り2戦を2連勝で終えたが、3位で本大会出場権を逃した。なでしこの五輪不出場は2000年のシドニー大会以来、4大会ぶりの予選敗退となった。

 大儀見は「少しだけ私の思いの丈を綴りたい」と書き始めたものの、長文メッセージを更新。「今振り返ってみると、今まで経験したことのない壮絶な10日間」「初めて見る景色」に「肉体の限界、精神が肉体を引っ張る感覚」に陥っていたことを告白した。

 引退した澤穂希さんから背番号10を引き継いで初めて臨んだ大会。大儀見は主将MF宮間あやとともに、先頭に立ってなでしこジャパンを引っ張った。その分、リオの出場権を逃したことへの世間の風当たりは強かった。「ちゃんと伝わることもあれば、誤解されることもある」と葛藤を語った大儀見。しかし「それはそれで、自分の未熟さとしてしっかりと受け止めています」と続けた。

「サッカーの本質、生きることの本質をこれからも追求していき、その質を追求することの重要性、そしてその楽しさを伝えていきたい。 見ている人にも、選手が追求しようとしているモノが伝わるように、論理的に思考し、言語化していくことも、惜しみなくやっていきたい。見ている人の目が肥えれば、選手はさらにそれ以上の質の向上を求められるし、さらに見ている人もそれを理解する質が求められ、相乗効果で全体のレベルアップに繋がっていくと思うから」

 ブログやツイッターへのコメントにすべて目を通したという大儀見。「エールを送って頂き、本当にありがとうございました」とすると、「これからも変わらず更なる進化を目指して、自分が信じる正しい道を、ひたすら地味に地道に進んでいきたい」と更なる進化を誓った。

●リオ五輪女子アジア最終予選特設ページ

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