現地時間22日に発生したベルギーの首都ブリュッセルでの同時多発テロに、サッカー界も多くの反応を見せている。今夏にフランスでEURO2016を開催するUEFAは、万全の警備を保証する声明を出した。

　多くの死傷者を出した今回のテロは、昨年11月にフランスで起きた同時多発テロとの関連が報じられており、今夏にEURO2016を開催するフランスにも影を落としている。警備体制への不安が増大しかねない状況だが、UEFAは以下のような声明を発表した。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。

「現時点でEURO2016の警備部門は3年以上、業務にあたっています。安全な大会と、そのために必要なすべての措置が取られていることを保証します」

　さらにUEFAは「今日のブリュッセルでの出来事の後にUEFAは、安全と保安をEURO2016の組織計画の中心に置くことを再確認します」とも声明を出している。フランスの政府関係者も今回の事件の後、EURO2016の警備について「非常に高いセキュリティレベルが必要」との認識を示しており、さらに体制が強化されることになりそうだ。