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緩みを察知し選手に喝…ハリル「いつもどおり叫んだ」

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 緩んだ空気を敏感に感じ取った。約4か月ぶりに集合し、24日のW杯アジア2次予選・アフガニスタン戦(埼玉)に向けて合宿中の日本代表。バヒド・ハリルホジッチ監督は23日に行われた公式会見で「昨日のトレーニングで少し感じたこともある」と切り出した。

「3、4か月、選手と会っていなかった。(海外から)移動してきて、疲労のあった選手もいた。練習の最初のほうは少し集中が欠けていた」。非公開で行われた前日22日の練習の様子をそう説明し、「私はそこに満足していなかったので、いつもどおり叫んだ」と、選手に厳しい口調で喝を入れたことを明かした。

「それはノーマルなことだと思う。1回、2回のトレーニングでかなりのメッセージを伝える必要があるので、彼らに力強い言葉で伝えないといけない。最初は(選手を)目覚めさせるための努力をした」

 同じ失敗を繰り返すわけにはいかない。昨年6月16日のシンガポール戦はホームでまさかのスコアレスドロー。「シンガポール戦を忘れてはいけない。明日は観客もたくさん来てくれると思う。彼らが満足してスタジアムを去るようにしないといけない。その責任があると選手に話した」と力説した。

 選手に求めるのは「熱意、やる気、野心、戦う意識」。ハリルホジッチ監督は「気持ちを持って戦うところからスタートしたい。選手は本当にまじめに戦うところを表現してほしい」と、まずは自分たちのメンタル面が大事になると強調した。

(取材・文 西山紘平)

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