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沈痛の川島、ベルギーの同時テロに「言葉で表せない」

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 第2の故郷とも言えるベルギーで起きた凄惨な同時テロ事件にショックを隠せなかった。10年夏に川崎Fからリールスに移籍後、昨年6月にスタンダール・リエージュを退団するまでの5年間、ベルギーでプレーした日本代表GK川島永嗣(ダンディー・U)は、報道陣からベルギーの同時テロについて聞かれ、その表情を曇らせた。

 現時点では現地に住む知人などが巻きこまれたという情報はないという。「今のところ悪い知らせは聞いていない」。そう話したうえで「5年間、ベルギーでプレーしていたし、空港もよく使う空港だった。2週間前にもベルギーに行っているし、ああいうことが起こったのは本当に悲しい」と声を落とした。

 2回の爆発があり、多数の死傷者を出したベルギーの首都ブリュッセル郊外にあるブリュッセル国際空港は川島自身がこれまでに何度も利用してきた。5年間、生活してきたベルギーでの事件。「本当に言葉では表せない気持ちがある」と言葉を詰まらせた川島は「一人ひとりが何を願うか。自分自身に何ができるかを一人ひとりが考えて、行動していくことが大事だと思う」と言葉を継いだ。

(取材・文 西山紘平)

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