beacon

先発11人変更の大宮が江坂の加入後初ゴールで白星発進

このエントリーをはてなブックマークに追加
[3.23 ナビスコ杯グループA第1節 大宮1-0名古屋 NACK]

 ナビスコ杯は23日、グループステージ第1節を行い、NACK5スタジアム大宮では、大宮アルディージャ名古屋グランパスが対戦した。前半にFW江坂任のゴールで先制した大宮が、このリードを守り切って1-0で勝利している。

 20日に行われたJ1第4節の広島戦で1-5と大敗していた大宮は、その試合から先発メンバーを総入れ替え。キャプテンのDF菊地光将を除く10選手が今季初先発となった。一方の名古屋もDFオーマン、DF竹内彬の2選手を除く9選手を入れ替え、ナビスコ杯初戦に臨んでいる。
[スタメン&布陣はコチラ]

 最初に決定機をつくったのは、アウェーに乗り込んだ名古屋だった。前半6分には左サイドからDF高橋諒がクロスを上げる、FW野田隆之介が合わせたが、フリーで放ったヘディングシュートは枠を捉えられなかった。同13分にはMF明神智和のミスからボールを奪った大宮が速攻を仕掛ける。ボールを運んだMFマテウスがシュートを放ったが、相手に当たり右に逸れていった。

 17分にも大宮は左サイドからチャンスをつくる。左サイドのマテウスがオーバーラップをしたDF大屋翼にパス。大屋の折り返しにFW横谷繁が合わせたが、シュートは左に外れる。同20分にはゴール正面でFKを得ると、横谷が直接ゴールを狙ったがクロスバーを越えていった。大宮で存在感を放つマテウスは、26分にも突破を仕掛けてシュートを放ったが、得点を挙げられない。

 大宮は前半31分、右サイドから渡部がゴール前にクロスを入れる。ニアで横谷がスルーしたボールが、ゴール前に走り込んでいたMF金澤慎に届くが、ボールに反応しきれずミートできなかった。攻勢の大宮は38分、横谷からスローインを受けた渡部がライン際から高いボールを折り返す。これを江坂が打点の高いヘッドで合わせて先制点を挙げた。このまま前半は大宮が1点リードで折り返した。

 後半の立ち上がり、名古屋はMF小川佳純が中央からシュートを放つが、GK加藤の正面を突く。大宮も後半11分にはCKから菊地がヘッドでゴールを狙ったが、枠をとらえられない。名古屋は後半13分、小川を下げてFW川又堅碁を投入する。しかし、しっかりと守備に枚数をかける大宮に対して攻めあぐねる。34分に小倉隆史監督は2枚目の交代枠で野田を下げ、FWグスタボを投入した。

 大宮は後半36分に金澤を下げて、DF和田拓也を起用する。名古屋は37分にオーマンを下げてDF古林将太を起用して交代枠を使い切った。同38分に大宮も渡部を下げてMFネイツ・ペチュニクを送り出す。同42分には大宮も最後の交代枠で大屋を下げ、DF高山和真を投入した。

 アディショナルタイムに名古屋はグスタボが最終ラインの裏をとってシュートしたが、GK加藤に防がれる。対する大宮もマテウスのパスを受けた江坂が自陣からボールを持ち上がってシュートしたが、GK西村弘司の正面を突いた。このまま試合は1-0で終了し、大宮が白星スタートを切った。

(取材・文 河合拓)

●ナビスコ杯2016特設ページ

TOP