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[MOM1735]秋田商MF田近晴登(1年)_伝統校期待のレフティー、終了間際に2戦連続となる決勝点

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.24 アンダーアーマーチャレンジカップ予選Group A第3節 創造学園高 1-2 秋田商高 富士緑の休暇村]

 試合終了間際に決めた鮮やかな一撃。前日の王者・彦南高(韓国)戦で決めた決勝点に続き、秋田商高の1年生MF田近晴登が再びヒーローとなった。

 右サイドからの攻撃で創造学園高の守りを崩した秋田商はMF伊藤岳歩からのラストパスで田近がGKと1対1に。そしてGKを左側からかわした田近は寄せてきたDFよりも一瞬早く左足を振りぬいた。難しい体勢からでも撃ちぬく力強さと技術、アイディアも発揮した鮮烈ゴール。「GKが出てくるの分かっていたので、シュート打つよりも抜いた方がいいと思って抜いてから打ちました」。見事な決勝点によって伝統校に再び白星をもたらした。
 
 今大会はトップ下の位置で躍動。幅広い動きと得意の左足から質の高いパスを繰り出すなど存在感を示している。小林克監督が「めちゃくちゃ上手い訳ではないけれど、相手をいなすというか。あれで強烈なシュートも決めるんですよ」と説明するレフティーは秋田商の将来を担う存在のひとりとして注目だ。

「ゲームの流れを変えたり、攻撃のスイッチを入れるプレーがしたい。課題は守備力で自分はあまり足が速くない。相手よりも速く動いたりとかまだまだなんでやっていきたい。このまま個人としてはスタメンを維持して、選手権で全国出場して1つでも多く勝利を掴んでいきたい」。秋田市出身で地元の強豪に憧れて入学してきたMFが全国舞台で伝統校・秋商に白星をもたらす。

(取材・文 吉田太郎)
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