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今季初先発のデュークが決勝点! 降格組対決は清水に軍配…山形は開幕5戦白星なし

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[3.26 J2第5節 山形0-1清水 NDスタ]

 ここまで苦戦を強いられているJ2降格組のモンテディオ山形清水エスパルスの対戦は、1-0で清水が勝利した。清水は3試合ぶりの白星。山形は開幕から5試合白星なし(2分3敗)となった。

 押し込まれる時間帯が続いた山形は前半24分にアクシデント発生。左からの攻撃参加で存在感を見せていたMF荒堀謙次が負傷し、DF高木利弥との交代を余儀なくされる。同26分にはショートコーナーの流れからFW大黒将志が勢いよくゴール前に飛び込むも惜しくも合わせることができず、なかなかチャンスを作れないでいた。

 すると、清水が前半32分に試合を動かす。右サイドからDF鎌田翔雅が低いクロスを入れると、FWミッチェル・デュークが足もとにおさめて、反転しながら相手DFから距離を取って右足シュート。ゴール左隅に流し込み、先制に成功する。前半終了間際には山形のCKからMFアルセウのヘッドが右ポストを叩いたが、1点リードで前半を折り返した。

 後半は一進一退の攻防が続く。同8分、山形は右サイド深くまでえぐったMF山田拓巳のマイナスのクロスをDF宇佐美宏和が右足ミドル。ゴール前での混戦から大黒らが押し込もうとしたが、決めきれない。清水も同16分にデュークのパスをMF竹内涼がダイレクトでFW大前元紀に送ったが、大前の右足シュートはゴール上にふかしてしまった。

 後半23分に山形はMF伊東俊、清水は同31分にFW鄭大世を投入するなど、お互いに選手交代で流れを変えようとしたがスコアは動かず、1-0のまま試合は終了。J2を知り尽くした石崎信弘監督と小林伸二監督の名将対決は清水に軍配が上がった。

 今季初先発で初ゴールを決めたミッチェル・デュークは試合後のインタビューで、「本当に勝利できたことをうれしく思う。タフな試合になった。もう少し得点できたと思う。ただ、今日初めて先発して初得点が取れたことはとてもうれしい」と、素直に決勝点を喜んだ。

●[J2]第5節 スコア速報

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