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2次予選突破決定も淡々、ハリル「もっと大きな野心を持っている」

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 ただの通過点に過ぎない。29日のシリア戦(埼玉)を残してW杯アジア2次予選突破が確定した日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は「ロジカル(論理的)な結果かなと思う。我々の野心はここで止まっていない。もっと大きな野心を持っている」と淡々と語った。

 引き分け以上で首位通過が決まるシリア戦に向けては「最後の試合も勝ちに行くトライをしたい。まずは勝利、そして失点しないことを続けたい」と、無失点での2次予選突破を目標に置いている。そのうえで今秋に始まる最終予選について「最終予選はもっと厳しくなる。真の日本代表に何ができるかが見れる」と述べた。

「今はいろんなことにトライしている。ディテールを修正しながら最終予選の準備をしないといけない」。24日のアフガニスタン戦(5-0)ではFW本田圭佑、MF香川真司をベンチスタートとし、4-4-2の新システムもテストしたが、今後、最終予選までの実戦の場は6月のキリン杯のみ。「最終予選でたくさんのトライをすることはできない。このシステムがうまくいくかどうかは時間を見ないといけない。1試合では判断できない。数か月かけて動きの連係を取っていくことが大事になる」と慎重に語った。

(取材・文 西山紘平)

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