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23歳は若くない!! DF昌子の誓い「強気に言えば…」

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 今回招集された24人のメンバーで最年少となるDF昌子源。1992年12月11日生まれの23歳である昌子の同級生は、92年5月6日生まれのFW宇佐美貴史しか招集されていない。昌子は世界の同年代の選手を引き合いに出しつつ、現状を代えていかないければいけないと表情を引き締めた。

「世界的に見たら僕の年の選手は活躍している。(ポール・)ポグバ(93年3月15日生まれ)選手やネイマール(92年2月5日生まれ)選手、(マリオ・)ゲッツェ(92年6月3日生まれ)選手などは国を引っ張っています。23歳は世界的には若くないし、日本もそうなっていかないと僕自身感じています」

 昌子と宇佐美はともにアフガニスタン戦での出場はなく、昌子に限って言えば、今回は昨年3月31日に行われたウズベキスタン戦以来のハリルジャパン復帰であり、約1年間代表のピッチに立てずにいる。だからこそ、「練習で100パーセントやるのは当たり前ですが、ピッチに立って結果を残さないと始まらない」と代表のピッチに立つことを渇望している。

 昌子と宇佐美以外にも、FW武藤嘉紀やMF柴崎岳が92年生まれの彼らは「プラチナ世代」と呼ばれ、将来を嘱望されている。しかし、「23歳は若くない」と強調する昌子は「上の人たちに任さているだけではダメ」と警鐘を鳴らす。

「強気に言えば、上の人をどかすような勢いが若い選手には大事。今回は僕と貴史が一番下の年代ですが、僕らの代や下の世代がしっかり引っ張っていけるようにしたい」。まずは自身の存在価値を証明するためにも、シリア戦での出場機会を狙う。

(取材・文 折戸岳彦)

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