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[MOM1744]水橋MF窪田開(新3年)_「やらなきゃダメと思った」先発起用に応えたボランチ、献身的に戦い続けて勝利貢献

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.30 ミズノカップIN香川予選リーグDパート第2節 飛龍高 0-0(PK4-5)水橋高 瀬戸大橋記念公園球技場コート1]

「献身的にやってくれる。きょうはPKも決めてくれたので」。水橋高の上田裕次監督は0-0からのPK戦の末に勝ち切った飛龍高戦のマン・オブ・ザ・マッチにMF窪田開(新3年)を指名した。

 この試合で対戦した飛龍は球際の当たり強く、途切れない運動量も持ち味のチーム。窪田はその相手に対して献身的にボールに絡んでインターセプトやセカンドボールを拾うことに繋げ、また声で周りを動かしてよく穴を塞いでいた。

 普段は先発ではなく、試合終盤に守備固めとして起用されることが多いという背番号4。だが、窪田は「やらなきゃダメと思った。セカンドボールを拾うことを意識して、チームが守備から入るということだったので、守備からしっかりやって攻撃に繋げようと思ってプレーしました。自分は攻撃よりも守備が好きというか、やりたいので球際でも負けないように、気持ちを全面に押し出してやりました」。その持ち味を良く発揮して勝利に貢献した。

 憧れの存在はオランダ代表として活躍してきたMFナイジェル・デ・ヨング。「本当、球際強くて戦える選手なので、そういう選手がいい」という窪田はより守備面でチームに信頼され、攻撃面でも力になる選手を目指す。「守備ばかりで攻撃に関われていないから、自分が出したあといかにゴール前に入っていったり得点に絡んでいけたりすることを課題にしている」。

 上田監督は小学生時代に良く指導を受けていたという間柄。その指揮官の下でサッカーをするために水橋へ進学したというボランチの今年の目標は「スタメンでコンスタントに出たい。全国出て最高が16なのでそれ以上にいって優勝したいです」。その目標達成に貢献するために、献身的に戦い続け、課題の攻撃面でも成長を示す。

(取材・文 吉田太郎)
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