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[ミズノカップIN香川]香川西は広島観音との再戦で敗れて準Vも「ノボリと同レベル」の大器・MF本田ら擁して期待の年に

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[3.31 ミズノカップIN香川決勝 香川西高 0-2 広島観音高 香川県総合運動公園サッカー・ラグビー場]

 香川西高は地元開催のミズノカップIN香川で決勝進出を果たしたものの、無念の準V。2月のBlue Wave winter league2016開幕戦で広島観音高と戦った際は4-4という打ち合いの末に引き分けたが、今回は大浦恭敬監督も「向こう(広島観音)の方が読み、反応が速かったですね」と認める敗戦となった。

 Blue Wave winter leagueの広島観音戦でひとりで4得点を叩きだしたU-16日本代表FW高木慎也(新2年)のスペースへの飛び出しや、注目の高速ドリブラー・MF本田功輝(新2年)の突破などからチャンスもつくったが、1点が遠く無得点。大浦監督は「熱くなる選手が多いから。(決勝の)前半なんて熱くなってみんな抜いてやろうとなっていた」。チームが熱くなった際にコントロールする選手の必要性を口にしていた。

 今年は大浦監督が「久々に本田は面白い。ノボリと同レベルですね。スピードは今の時点でノボリよりも速い」とOBのMF登里享平(川崎F)と比較する逸材アタッカー、本田とMF西村宙という抜群の突破力を備えた両翼、MF砂川萌とMF古田哲平の実力派ダブルボランチを擁し、指揮官もその中盤に高い信頼を置いている。また、前線には点を取る才能を持ったFW高木、また最終ラインには飛田竣吾(新3年)と蟹田悠平(新3年)という対人に強いCBも擁し、今後の成長次第では全国上位を狙うことも十分に可能な陣容だ。

 この日は悔しい敗戦となったが、砂川が「落ち込んでいるよりも、次に向けてスタートしている感じがする」と選手たちは前向き。よりチームを向上させ、間もなく開幕するプリンスリーグ四国で好スタートを切って波に乗る。

[写真]香川西期待のMF本田はこの日も突破力を発揮

(取材・文 吉田太郎)
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