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[CL]バイエルン、開始2分のビダル弾で先勝も…ベンフィカは最少失点でホーム帰還

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[4.5 欧州CL準々決勝第1戦 バイエルン1-0ベンフィカ]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は5日、準々決勝第1戦を行い、5シーズン連続の4強入りを目指すバイエルン(ドイツ)がホームでベンフィカ(ポルトガル)と対戦し、1-0で先勝した。第2戦は13日にベンフィカのホームで行われる。

 試合はいきなり動いた。バイエルンは前半2分、大きなサイドチェンジを受けたMFフランク・リベリが左サイドから中に切れ込み、FWロベルト・レバンドフスキに預ける。レワンドフスキはポストプレーからもう一度左サイドに開き、DFファン・ベルナトのクロスにMFアルトゥーロ・ビダルがヘディングで合わせた。

 立ち上がり早々の先制点。その後も試合の主導権を握るバイエルンは前半20分にもMFチアゴ・アルカンタラの左クロスにFWトーマス・ミュラーが右足ボレーで合わせる決定機をつくるが、GKの好セーブに阻まれる。同36分、ミュラーの右クロスを叩き付けたビダルのヘディングシュートは大きくワンバウンドしてクロスバーの上へ。ベンフィカを押し込みながら2点目を取れなかった。

 劣勢の展開ながらも粘り強く耐え、虎視眈々と同点ゴールを狙うベンフィカは後半12分、PA内でボールを受けたFWジョナス・ゴンサウベスが鋭い反転からフィニッシュまで持ち込むが、左足のシュートはGKマヌエル・ノイアーがセーブ。後半37分のピンチにはリベリのシュートをGKエデルソンが右足1本でビッグセーブを見せ、2点目を許さなかった。

 試合はそのままタイムアップ。4年ぶりのベスト8進出を果たし、準優勝した89-90シーズン以来、実に26年ぶりとなる4強入りを目指すベンフィカがドイツ王者相手に一歩も引かず、敵地での第1戦を最少失点に食い止めた。バイエルンはアウェーゴールこそ許さなかったものの、ホームでの第1戦を終え、得点差はわずかに1。ベンフィカが逆転の可能性を十分に残して本拠地リスボンに帰還することになった。

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