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仙台、初出場のGK石川慧が好守! 終盤の同点弾で鳥栖と価値あるドロー

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[4.6 ナビスコ杯グループB第3節 鳥栖1-1仙台 ベアスタ]

 ナビスコ杯は6日、グループリーグ第3節が行われた。B組のサガン鳥栖ベガルタ仙台の一戦は1-1の引き分けに終わった。仙台は3連勝とはならなかったが、3試合負けなしで首位をキープ。鳥栖は2月27日のJ1第1ステージ第1節・福岡(2-1)以来の公式戦白星とはならなかった。

 鳥栖はFW豊田陽平やMF鎌田大地らと共に手倉森ジャパンに初招集されたDF三丸拡も先発に名を連ねた。対する仙台はGK六反勇治、GK関憲太郎と相次ぐGK離脱により、プロ6年目のGK石川慧がJ1の舞台で初出場。ベンチには2種登録されている仙台ユース所属のGK松浦祥太郎(17)が入っている。

 序盤からホーム鳥栖が主導権を握る。前半11分、右サイドから鎌田がゴール前に入れたボールを豊田が相手DFに競り勝ってヘディングシュート。これはゴール左に外れ、同35分には仙台に決定機を作られたが、FW野沢拓也のスライディングシュートをGK林彰洋がファインセーブでピンチを防いだ。すると、守護神の好守にこたえるように攻撃陣が同38分に均衡を破った。

 鳥栖は自陣でボールを奪うとカウンター発動。左に展開されたボールをFW富山貴光がグラウンダーのパスを中央に入れ、PA手前の鎌田がダイレクトで左のスペースにはたく。これをゴール前に勢いよく上がってきたMF白星東が左足シュートをニアに突き刺し、1-0で前半を終えた。

 後半も鳥栖が押し込む。しかし、追加点を挙げられないでいると同40分に途中出場のMF奥埜博亮が放った技ありボレーはGK林に弾き出されたが、これで得た右CKの流れから同点のゴールネットを揺らす。キッカーの野沢が入れたボールはゴール前で混戦となるが、最後はこぼれ球をMFキム・ミンテが右足ボレーでゴールネットに突き刺し、終了間際にスコアをタイに戻した。

 同点とされた鳥栖は後半41分に決定機。右サイドのFKから豊田がフリーで飛び込みヘディングシュート。決まったかと思われたがGK石川の体を張ったブロックに防がれ、試合はそのまま1-1で終了。鳥栖は1点を守り抜くことはできず、勝ち点1を分け合う結果となった。

●ナビスコ杯2016特設ページ

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