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[EL]クロップ凱旋試合は1-1ドローでアンフィールドへ…香川出場せず

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[4.7 EL準々決勝第1戦 ドルトムント1-1リバプール]

 ヨーロッパリーグ(EL)は7日、準々決勝第1戦を行い、MF香川真司の所属するドルトムント(ドイツ)はホームでリバプール(イングランド)と対戦し、1-1で引き分けた。昨季までドルトムントを指揮し、2度のブンデスリーガ制覇に導いたユルゲン・クロップ監督の古巣凱旋となった一戦。香川は公式戦2試合連続のベンチスタートとなり、最後まで出場機会はなかった。第2戦はリバプールの本拠地アンフィールドで14日に行われる。

 序盤はホームのドルトムントがチャンスをつくった。前半15分、MFゴンサロ・カストロのFKからこぼれ球をFWマルコ・ロイスが狙うが、ゴール左へ。同17分にはMFユリアン・バイグルのロングフィードに反応したDFマルセル・シュメルツァーが左サイドのスペースに飛び出し、折り返しにMFヘンリク・ムヒタリアンが合わせたが、DFのブロックに阻まれた。

 すると前半36分、先手を取ったのはアウェーのリバプールだった。DFデヤン・ロブレンの縦パスをMFジェームズ・ミルナーが頭でそらし、背後を取ったFWディボック・オリジが右足でシュート。これがDFウカシュ・ピシュチェクの足に当たって角度が変わり、ゴール左に吸い込まれた。大きなガッツポーズを見せたクロップ監督は両拳で胸を叩くパフォーマンス。リバプールが貴重なアウェーゴールを奪い、前半を1点リードで折り返した。

 ハーフタイムにMFエリック・ドゥルムを下げ、MFヌリ・サヒンを投入したドルトムントは後半開始早々に追いつく。後半3分、右CKからショートコーナーのリターンを受けたムヒタリアンの右クロスにDFマッツ・フンメルスが頭で合わせ、1-1の同点。後半6分にはリバプールのMFコウチーニョが立て続けに決定的なシュートを打ったが、いずれもGKロマン・バイデンフェラーが鋭い反応で弾き出し、ゴールを死守した。

 ドルトムントは後半14分、ゴール前絶好の位置でFKを獲得し、ロイスが直接狙うが、GKシモン・ミニョレがキャッチ。その後もボールポゼッションを高め、試合を優位に運ぶが、リバプールの堅い守備をこじ開けられず、試合は1-1のまま推移した。後半31分には2人を同時交代。DFスベン・ベンダーとFWピエール・エメリク・オーバメヤンを下げ、DFソクラティス・パパスタソプロスとMFクリスティアン・プリシッチを投入した。

 3人の交代枠を使い切り、ロイスをセンターフォワード、プリシッチとムヒタリアンを両翼に置いたトーマス・トゥヘル監督。リバプールも後半39分、オリジに代えてFWダニエル・スターリッジを投入し、最後の交代枠を使うが、最後まで勝ち越しゴールは生まれず、注目の第1戦は1-1の引き分けに終わった。

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