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3連勝同士の上位対決!! 横浜FM、浦和ともに譲らずドロー決着

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[4.10 J1第1ステージ第6節 横浜FM 0-0 浦和 日産]

 J1は10日、第1ステージ第6節を開催し、日産スタジアムではともに3連勝中で4位の横浜F・マリノスと首位の浦和レッズによる上位対決が行われた。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半も互いに守備陣が粘り強く対応してスコアは動かずに0-0の引き分けに終わった。

 ホームの横浜FMは4月2日に行われた第5節G大阪戦(○2-1)から先発1人を入れ替え、MF齋藤学に代えてMF遠藤渓太を先発起用。浦和も同様に第5節甲府戦(●2-1)から先発1人を入れ替え、MF梅崎司に代わってMF関根貴大がスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 前半2分に浦和がシュート場面を創出するが、DF遠藤航の縦パス1本から抜け出したMF武藤雄樹のシュートはGK飯倉大樹のセーブに遭い、先制点を奪うには至らなかった。さらに同9分にはMF柏木陽介の縦パスを受けた武藤が最終ラインの裏に送ると、走り込んだFW興梠慎三が左足で狙ったが飯倉の守備範囲に飛んでしまった。

 一方の横浜FMは前半12分にFWカイケがミドルレンジからシュートを放つ場面こそあったものの、浦和の素早い寄せに苦しみ、なかなか攻撃のリズムを作れない。同20分には浦和が好機を生み、右サイドの関根が送ったクロスをファーサイドの興梠がヘッドで折り返し、FW李忠成が左足ボレーで合わせたがボールは枠を捉え切れなかった。その後も浦和がボールを保持する展開となったが、横浜FMが集中した守備で得点を許さず。スコアが動かないまま、前半終了のホイッスルが吹かれた。

 スコアレスのまま後半を迎えると、後半4分にはDF森脇良太のパスをカットした遠藤渓が自陣からPA内まで運んでシュートを放つがGK西川周作に処理され、同15分には右サイドの展開から最後はMF中町公祐が右足で狙ったが枠を捉え切れず。

 スコアが動かないままに試合が進むと、浦和は後半17分にMF柏木陽介に代えてMF青木拓矢を投入。同23分にはゴール前で得たFKをMF阿部勇樹が直接狙ってゴールを脅かすが、ゴールマウスを捉えたボールは飯倉にキャッチされる。直後の同25分にはMF中村俊輔の浮き球のパスから遠藤渓が左サイドを抜け出してPA内まで運んだものの、シュートは距離を詰めた西川に阻まれてしまった。

 ともにフィニッシュまで持ち込む場面を増やし、その後もゴールを狙い、後半45分には李とのパス交換から放った関根のシュートが飯倉に弾かれるなど最後までスコアは動かず。3連勝同士の上位対決は0-0のスコアレスドローに終わり、勝ち点1を分け合った。浦和は勝ち点を13まで伸ばしたものの、他会場の結果により首位の座を明け渡す可能性が出てきた。

(取材・文 折戸岳彦)
●[J1]第1ステージ第6節 スコア速報

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