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プロデビュー戦の再現なるか!? U-23代表候補DF小川諒也「試合が一番のアピールチャンス」

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 1か月前にプロデビューを飾ったばかりだ。しかし、そのデビュー戦(3月1日ACLグループリーグ第2節ビン・ズオン戦)で2得点に絡む活躍を披露したFC東京DF小川諒也は、その後もコンスタントに出場機会を得て、手倉森ジャパン初招集を果たした。

 静岡合宿2日目に行われたフォーメーション練習では4バックの左に入ると、持ち味である左足の正確なクロスをゴール前に供給するなどアピール。同ポジションでは同様に初招集となったDF三丸拡(鳥栖)も精力的な動きを見せたが、「お互いが刺激し合える良い関係だと思うし、お互いに高め合う関係になっていきたい」と良いライバル関係を築けていると話した。

 流経大柏高からFC東京に加入した昨季は公式戦の出場はなく、リオデジャネイロ五輪も当然のように「遠い存在だった」。しかし、「試合に出られるようになってスタートラインに立てたと思うし、意識し始めた」と五輪出場を現実的な目標と捉えられるようになった。

 初のU-23代表候補合宿に「一つひとつのプレーの質が高い。自分は必死に食らい付いていくだけ」と刺激を受けているレフティーは、翌日に控える清水との練習試合に向けて闘志を燃やしている。「試合が一番のアピールチャンスだと思っている。しっかりと守備から入り、得点チャンスを演出できるようにアピールしたい」。FC東京デビュー戦で与えられたチャンスを見事に生かしたように、手倉森ジャパン初戦でも結果を残してアピールを狙う。

(取材・文 折戸岳彦)

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