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ヘッド弾の柴崎を称えるハリル「新しい岳を発見できた」

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 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は13日、都内でキリン杯の日程発表会見に出席し、「2試合勝つトライをする」と、トーナメント方式に変わったキリン杯の優勝を誓った。

「もしかしたら23人ではなく、25人、26人選ぶかもしれない。今までにない選手にもチャンスがあるかもしれない」。キリン杯のメンバー選考についてそう話すと、選考基準について「資格があるかどうか、それだけだ」と力説。「本田、香川、岡崎、長友であろうが、資格がなければA代表には呼ばないとハッキリ言っている」と、海外組、国内組を問わず、さらなる競争を促した。

「日本人のキャラクターを変えたいとも思っている。何人かの選手はもっとキャラクターを発展させてほしい」。選手の個性、性格面にも言及する指揮官はMF柴崎岳(鹿島)の名前を挙げ、「彼ともコンタクトを常に取っているし、いろいろな話をした」と述べた。

 昨年3月のハリルジャパン初陣からコンスタントに招集されていた柴崎だが、昨年10月の中東遠征を最後に日本代表からは遠ざかっている。それでも「こないだは柴崎岳を見るためだけにカシマに行った」と、10日にカシマスタジアムで行われたJ1広島戦視察の目的が柴崎にあったと明かした。

 この試合で柴崎は後半12分にMFカイオの左クロスに頭で合わせ、決勝点を奪った。今季初ゴールがリーグ戦では自身初のヘディング弾。これにはハリルホジッチ監督も「新しい(柴崎)岳を発見できた。しかも頭で得点した。(柴崎が)前回、いつ頭で得点したか分からないが、ヘディングで決めたのは驚きだった」と称え、「そうすることで岳はあらためて私にとって興味深い選手になった」と、キリン杯での代表復帰も示唆した。

(取材・文 西山紘平)

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