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[CL]バイエルン、粘るベンフィカ振り切り5季連続の4強入り

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[4.13 欧州CL準々決勝第2戦 ベンフィカ2-2バイエルン]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は13日、準々決勝第2戦を行った。バイエルン(ドイツ)は敵地でベンフィカ(ポルトガル)と2-2で引き分けたが、2試合合計3-2で5シーズン連続の準決勝進出を決めた。

 ホームでの第1戦に1-0で先勝し、敵地に乗り込んだバイエルンは前半19分、MFシャビ・アロンソのサイドチェンジからDFフィリップ・ラームの右クロスにFWトーマス・ミュラーが右足で合わせたが、ゴール左へ。同22分にはラームがマイナスに戻したボールをMFチアゴ・アルカンタラがワンタッチでゴール前にクロスを入れ、MFアルトゥーロ・ビダルがヘディングシュートで狙ったが、GKにキャッチされた。

 すると前半27分、ベンフィカはカウンターからDFエリセウがドリブルで持ち上がり、PA左手前からアーリークロス。FWラウール・ヒメネスがダイビングヘッドで合わせ、ゴールネットを揺らした。鮮やかな先制点で2試合合計1-1の同点に追いついたが、バイエルンも同38分にラームの右クロスのこぼれ球をビダルがPA手前から豪快な左足ボレー。アウェーゴールで1-1の同点に追いつき、2戦合計スコアでも2-1と勝ち越した。

 これで勝ち抜けのためにはあと2点が必要になったベンフィカ。早めに1点が欲しかったが、後半7分にバイエルンが決定的なゴールを奪う。シャビ・アロンソの左CKをファーサイドのDFハビ・マルティネスが頭で折り返し、ゴール正面のミュラーがシュート。2-1と逆転に成功し、2試合合計3-1と勝利を決定づけた。

 ベンフィカは後半17分、DFアンドレ・アウメイダがミドルシュートを狙うが、GKマヌエル・ノイアーが弾き出す。同29分には裏に抜け出した途中出場のFWゴンサロ・グエデスが後方からハビ・マルティネスに倒され、絶好の位置でFKを獲得した。ハビ・マルティネスにはイエローカードが出たが、ルイ・ビトーリア監督は決定的な得点機会の阻止としてレッドカードを要求し、猛抗議。結果、主審から退席処分を命じられたが、このFKをFWアンデルソン・タリスカが左足で直接沈め、2-2の同点に追いついた。

 2試合合計2-3と1点差に追い上げたベンフィカだが、アウェーゴールの関係で勝ち抜けにはまだあと2点が必要な状況だった。最後まで奇跡の逆転を目指したが、試合はそのままタイムアップ。準優勝した89-90シーズン以来、26年ぶりとなる4強入りはならなかった。

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