プレミアリーグ初優勝に近づくレスター・シティでは、クラブを越えて各国代表チームで活躍する選手が増えている。日本代表FW岡崎慎司は、そんなチームメートたちの今後の活躍を確信している。

　昨季のレスターは、終盤の猛烈な追い上げで「奇跡」と言われるプレミアリーグ残留を果たした。今年も苦戦が予想されたが、開幕から好調にスタート。その勢いは止まることなく、現在も首位に立ち続けている。

　その流れは、各選手の評価にもつながっている。各代表チームに選出されるなど、国際レベルでも頭角を現しつつある。

　今季からレスターに加わった岡崎は、すでにワールドカップ(W杯)も経験するなど国際経験豊富な選手だ。その日本代表の目から見ても、チームメイトたちの能力は高いという。

　エースFWジェイミー・バーディは昨季に代表入りを果たしていたが、新たにMFダニー・ドリンクウォーターも代表チームのユニフォームに袖を通した。この2人の代表チームでの活躍を信じると、岡崎は『オムニ・スポーツ』の取材に対して語った。

「今のチームでやれていることができれば、間違いなくチームの力になれる選手たちだと思う。自分が(何かを)言えるほどの選手ではなくなってしまっているので」

　驚きはほかにもある。MFエンゴロ・カンテは、小柄ながら脅威のボール奪取力でレスターを支える。その働きが認められ、同じポジションに怪物級の選手がそろうフランス代表にも選出された。

　チームを下支えするカンテのことを、岡崎も「このチームで最も重要と言われてもいいほどの選手だと思う」と高く評価している。また、こうした周囲の評価の集め方は、選手にとっての「手本」だと語る。

「どの選手にもあてはまることだが、自分の特徴を出せたらこんなにも良い選手なのかと(示すことができると)いう見本を、このチームのすべての選手が見せている」

「(カンテは)プレミアでもMVP級の(働きを示す)シーズンにしている。今のプレーをフランス代表でできれば、間違いなくチームの力になる選手だと思う」

　今夏のEURO2016では、岡崎のチームメイトたちが各国代表選手として活躍できる姿を目にできるかもしれない。

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