beacon

恩返し弾の浦和FW武藤「仙台の皆さんに成長した姿を見せたかった」

このエントリーをはてなブックマークに追加
[4.16 J1第1ステージ第7節 浦和 3-1 仙台 埼玉]

 古巣相手に開幕戦以来となるゴールを陥れた。浦和レッズMF武藤雄樹は「成長した姿を見せられた」と話した。

 序盤から攻勢を掛けた浦和だったが、守備に重心を置いた相手を崩し切れず、なかなか仙台ゴールをこじ開けることができない。「守備的に戦ってきたので、いかに打ち破るかだった」と振り返った武藤だが、「チャンスは作れていたので、焦らずにいけばいつかは決まると思っていた」と攻め続ければ得点は生まれると信じていた。

 すると後半8分にFW李忠成のゴールで先制。同9分に同点に追い付かれながらも、同19分にFW興梠慎三がネットを揺らして再びリードに成功する。さらに、前線でコンビを組む2人の得点に発奮した武藤が同31分にチーム3点目を叩き込む。

 左サイドでボールを受けたMF梅崎司がゴール前にクロスを送ると、走り込んだ武藤がヘディングで叩き込む。リーグ戦でのゴールは開幕戦以来、6試合ぶりとなり、「梅崎さんが良いボールをくれた。攻め続けた結果、最後に僕が決めることができたけど、皆に感謝しています」とボールをつないでくれたチームメイトへの感謝を示した。

 この日は古巣との一戦となった。当然、「レッズのために全力をプレー」しつつも、「仙台の皆さんにも成長した姿を見せたいと思っていたので、そういう姿を少し見せられたと思う」と喜びを表した。

(取材・文 折戸岳彦)
●[J1]第1ステージ第7節2日目 スコア速報

TOP