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[プレミアリーグEAST]連敗スタートの流経大柏10番MF本田「結果にこだわっていきたい」

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[4.17 高円宮杯プレミアリーグEAST第2節 流通経済大柏高 1-2 FC東京U-18 流通経済大柏高G]

 昨年の7位からの巻き返しを目指す流通経済大柏高(千葉)はよもやの連敗スタートとなった。この日は前半4分、FW加藤千尋(3年)が獲得したPKをFW中村翼(3年)が右足で決めて先制。だが、わずか3分後にセットプレーから追いつかれると、その後はサイド攻撃からクロスへ持ち込むものの、相手に跳ね返されて拾われ、繋がれるなど波状攻撃することができない。守備面では注目の1年生CB関川郁万とCB松浦駿平(3年)中心にFC東京U-18の攻撃を封じていたが後半27分、サイドを攻略されると、ゴール前対応の遅れもあって決勝点を献上。逆転負けした。

 試合へ向けた調整は順調だった。2本行った大学生との練習試合では1-0、2-0といずれも勝利。本田裕一郎監督も「大学生との試合は良かった」というように内容あるゲームでFC東京U-18戦に臨んだが、どこか迫力に欠け、終盤の連続攻撃も得点に繋げることができない。そして、得意のホームで逆に競り負けてしまった。ゲーム主将を務めた10番MF本田憲弥(3年)は「自分たちがやりたいことがそんなにできなかったのかなという感じがします。もうちょっと繋いで、そこから縦に入れたり、サイドに散らしたりということができなかった」と唇を噛んだ。

 期待のゲームメーカーである本田も得点に絡むことができなかった試合に「自分としても納得行かないですね」と首を振る。そして「連敗だけは避けようと言う話だったんですけど。負けてしまったんで、次こそは何が何でも勝って、そこからチームとして乗っていけたらいい。もっとチームとしてやることを統一していけたら全然できると思う」と巻き返しを誓った。

 個人としてもこのままで終わるわけにはいかない。それだけに本田は「(これまで)最後のところでパスを出したりというのが多くて全然シュート打てていない。得点に全然絡めていなかったので自分が試合を決めるという気持ちでやっていきたい。結果にこだわっていきたいですね。本当3連敗だけは避けないと、去年みたいに苦しいシーズンになる。次こそは勝たないといけない」。チームを牽引して次節こそ初勝利を挙げる。

(取材・文 吉田太郎)
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