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ボール回しが“各駅停車”に…FC東京DF駒野「工夫が必要だった」

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[4.20 ACLグループリーグ第5節 FC東京 0-3 全北現代 東京ス]

 久し振りに立ったピッチで悔しさを味わった。2月23日に行われたAFCチャンピオンズリーグ第1節全北現代戦で負傷したFC東京DF駒野友一にとって、約2か月ぶりの公式戦出場。左SBの位置に入って攻守に奮闘したものの、チームは0-3の完封負けを喫した。

 序盤からボールを保持するFC東京だったが、守備に重心を置いた相手を崩し切れずに、なかなかシュートまで持ち込む場面を作り出せない。駒野は「ボールを回していても各駅停車になってしまい、トラップしてパス、トラップしてパスという変化のないボール回しになってしまった」と攻撃が単調だったと振り返る。

 すると、一瞬の隙を突かれて前半35分に全北現代に先制点を献上。「点を先に奪われたことで守ってカウンターという形を作られて、相手の試合運びになってしまった」。より堅固な守備を築く全北に攻撃をはね返されるだけでなく、素早い縦への攻撃から後半15分とアディショナルタイムに失点して0-3の完敗。「相手に先に得点を与えたことを反省しないといけないし、攻撃に工夫が必要だった」と声を落とした。

 5月4日に行われる第6節ビン・ズオン(ベトナム)とのアウェー戦に勝利すれば、自力でのグループリーグ突破は決まる。「自分たちの力で勝利を勝ち取る。勝ち取ることができれば上に行ける。最終戦は本当に自分たち次第」と次戦での必勝、そして決勝トーナメント進出に向けて意気込みを示した。

(取材・文 折戸岳彦)

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