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全3得点に絡んだ香川、“裏”狙いが「うまくハマッた」

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[4.20 DFBポカール準決勝 ヘルタ・ベルリン0-3ドルトムント]

 DFBポカール(ドイツ国内杯)は20日、準決勝を行い、MF香川真司の所属するドルトムントは敵地でヘルタ・ベルリンを3-0で下し、3年連続8度目の決勝進出を決めた。香川はフル出場し、1アシストを含む全3得点に絡む活躍を見せた。

 前半20分、MFヘンリク・ムヒタリアンのスルーパスから右サイドを抜け出した香川がゴール前に折り返すと、こぼれ球をMFゴンサロ・カストロが右足で蹴り込み、先制点。「ヘルタが守備的に来るのは分かっていたので、先制点は大きかった」という香川にとっては狙いどおりのゴールでもあった。

「引いて受けるよりも、裏でボールを受けられたらチャンスになっていた。サイドバックの裏だったり、センターハーフのスライドが遅かったりして、パスコースがかなり空いていたので、そこをうまく突けた。1点目はそこがうまくハマったと思う」

 なかなか2点目を奪えなかったが、焦りはなかったという。「チームとしてうまくボールを回しながら、攻守において集中した戦いができていた。いずれ点は入るんじゃないかなと感じていた」。すると後半30分、カウンターから香川が再び右サイドのスペースに飛び出し、マイナスの折り返しにMFマルコ・ロイスが右足で合わせた。

 待望の追加点をアシストした香川は後半38分にもロイスにスルーパスを通し、PA内左で縦に仕掛けたロイスの折り返しをムヒタリアンが押し込んだ。全得点に絡む活躍でチームの決勝進出に大きく貢献した香川。4シーズンぶり4度目のカップ戦制覇を懸け、5月21日の決勝ではバイエルンと対戦する。

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